耐震強度偽装問題と南大谷大型マンションの相違

 またまた、久しぶりのマンション反対運動に関しての動向記事です。この間には、世間を驚かしたマンションの耐震強度偽装問題が表面化し、国会を揺るがす大きな焦点となっています。そうした中で、南大谷に建設中のマンションは、工事が着々と進行していますが、その情況と反対運動の意見を掲示板記事に見てみました。
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<目次>
反対運動の真実 投稿者:一町田市民 投稿日:2005/12/12(Mon) 18:59 No.7004
マンション可否の正念場 吉田つとむ - 2005/12/12(Mon) 22:47 No.7010
南大谷マンションの信頼性 吉田つとむ - 2005/12/12(Mon) 23:10 No.7011
反対派の論拠と結論 吉田つとむ - 2005/12/13(Tue) 11:08 No.7029
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反対運動の真実 投稿者:一町田市民 投稿日:2005/12/12(Mon) 18:59 No.7004

ユニヴェルシオール学園の丘マンションの悪質な建設反対運動の実態が報告されています。

http://8011.teacup.com/pococci/bbs
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マンション可否の正念場 吉田つとむ - 2005/12/12(Mon) 22:47 No.7010

 南大谷マンション(ユニヴェルシオール学園の丘マンション)に関して、下記のように書きました。

マンション可否の正念場
http://blog.livedoor.jp/expert1/archives/50280112.html
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南大谷マンションの信頼性 吉田つとむ - 2005/12/12(Mon) 23:10 No.7011

 紹介されている「町田市玉川学園ユニヴェルシオール学園の丘マンション反対運動を糾弾する」の掲示板を巡っていくと、

長谷工コーポレイションの声明がPDFで紹介されています。タイトルは、「マンションの安全と信頼について」とし、11月25日に発表されています。
http://www.haseko.co.jp/hc/pdf/051125.pdf

 ここでは、長谷工コーポレイションが、姉歯建築設計事務所とまったく取引関係がないことが強調されています。

 ●反対派の皆さんは、上記に反する例を見つければ、一挙に反証したことになります。全国で41万戸のマンションを建設しているとのことですので、当該の物件があればそれを見つけ出すのは容易なはずです。

 次いで、「設計施工一貫体制」を取っていることが、その内部に専門家を要していることをメインに説明されています。震度7を記録した阪神大震災で、現地には368棟のマンションを設計施行していたが、1棟も倒壊していないと記しています。

● この「設計施工一貫体制」を良しとしない人物もあり、さらに、この南大谷マンションが、指定確認検査機関の「日本ERI」の建築確認であったことを町田市が明らかにしているので、再度、別の観点による追加的な耐震強度の構造計算を実地で検証されたほうが良かろうと考えます。費用も手間もかかりますが、ユーザーに不信感を持たせない最も効果的な手法ではないでしょうか。

 最も、マンション反対派はどんな手間をかけても、理解をする気持ちは無いかも知れませんが、マンション販売は、そうした反対派の論拠を崩さずして、一般ユーザーの信頼に到達しないでしょう。
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反対派の論拠と結論 吉田つとむ - 2005/12/13(Tue) 11:08 No.7029

 ここでの反対派の考えは、ネット上の意見を見れば、マンションが堅牢に造られることでなく、そのものが欠陥品であることを願ってのものと類推されます。

 なぜなら、そもそもマンション反対派の主要な反対点は、このマンションの高さが高すぎるということで、そもそも話し合いのスタートにかみ合わない点がありました。途中で町田市の一般エリアの高度制限規制が31メートルとなって、その高さの範囲でマンションが建設されるのであれば、やむなしの考えが出てくるものですが、その反対運動は絶対反対のスタンスを変えていません。

 すでに、この南大谷マンションの設計高度は、それ以下の高さに再設計されたのですが、それでも反対派の皆さんは納得されないでいますので、建設業者と周辺住民の合意が無いまま建設がどんどんと進んだ状態となっています。

 情況がここまでくると、このマンション建設反対派の人にしてみれば、この建物の設計が耐震強度不足が生じておれば、行政から建物解体の命令が出るのではないかとする、そうした状態をも願っておられる意見もネット上では出てきています。

 いずれにしても、ここでマンション建設業者は、「建築確認」の中間検査レベルの検査を、面倒でも官庁にも協力してもらって、再度やり直したほうがマンション販売の観点からは、良好だと思っています。

 もちろん、マンションの建設工事はすでに最終段階に入っているかも知れませんが、大きな信頼を優先するのであれば、その決断は最優先されるべきものでしょう。
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