官製談合の問題と政治家の判断
(06/12/18)
 
 この間、少なくない県知事が官製談合問題で司直の手にかかる事態になっています。議員として看過できない問題であり、その排除がどうあるべきか、根本的な解決とはどのようなものか、大いに悩むところです。

<見出し>
官製談合や汚職はやまず 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 3日(日)08時34分11秒
官製談合や汚職はやまず、減少させるのみ 投稿者:宮本 武蔵 投稿日:12月 4日(月)22時47分1秒
宮本武蔵さんに応えて 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 5日(火)00時37分59秒
汚職も いじめも傍観者が問題 投稿者:宮本 武蔵 投稿日:12月 6日(水)00時33分40秒
石部金吉を鉄筋コンクリートで固め、鉄板で包んだような、吉田議員 投稿者:木枯らし紋次郎 投稿日:12月 6日(水)17時50分16秒
政治とお金の問題 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 6日(水)21時31分7秒
談合と政治 投稿者:成瀬の一納税者 投稿日:12月 7日(木)17時30分17秒
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官製談合や汚職はやまず 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 3日(日)08時34分11秒

 あくまで一般論ですが、「官製談合や汚職はやまず、減少させるのみ」という考えを持つものです。欧米の諸国にしてもそうしたものが一掃されているかと言えば、必ずしもその通りといえない事態がたびたび起きています。

 日本ではこのところ、県知事を始めとする地方の首長が選挙の支援態勢と一体になった、官製談合の受発注の事件が相次いでいます。工事があり、それをどの業者が受注するか、これ建設業者にとっての死活問題であり、「道をはかりて食をはからず」とは構えておれないのでしょう。

 そうしたことが発生しないように、国会議員の生活は歳費で保障することになっています。ただし、次期の改選を見込み、その維持を求めた活動費に多大な資金を必要としていることも否定できない事実です。これが欧米諸国の場合は、住民による政党への寄付が一般化しているのですが、日本では政党への寄付は「特殊視」されているのが実情です。少なくとも、「政党」の分野では、欧米諸国に50年は遅れているでしょう。未だ、政治家の自己負担が前提の状況です。
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官製談合や汚職はやまず、減少させるのみ 投稿者:宮本 武蔵 投稿日:12月 4日(月)22時47分1秒

石川五右衛門なら長い煙管を持って”浜の真砂は尽きるとも世に汚職の種は付きまじ・・・・”と大見得をきるところでしょうが、現実の世で、官製談合や汚職は、やまずと議員さんに開き直られると唖然とします。しかも石部金吉を鉄筋コンクリートで固め、鉄板で包んだような、吉田議員から聞くと尚更です。
汚職が止まないのは、その刑罰が軽すぎるからでは無いでしょうか?汚職犯人は、その重軽に関わらず、以後、どの様な公職にも一生つけないくらいのことはしても良いのでしょうか?
一生を棒に振るとなれば、考え直すのではないでしょうか?
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宮本武蔵さんに応えて 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 5日(火)00時37分59秒

 宮本 武蔵さんより、「官製談合や汚職はやまず、減少させるのみ 投稿者:宮本 武蔵 投稿日:12月 4日(月)22時47分1秒」という書き込みをいただきました。

 私の意見への疑問を書かれたものですが、現実の日本で議員や公務員が「汚職」に関与したとなると、まずその職にありません。特に、公務員となるとなおさらのことではないでしょうか。

 となると、「見つからなければ、・・・・」の心境が、現実の官製談合や汚職を絶やさない理由になっているものと思います。その意味で、私は「官製談合や汚職」を摘発する、発見するということ、その仕組みを作ること必要ではないか、このように思っています。

 前に書いたことですが、それにしても、日本の場合は政治活動は政治家が負担するものと言う仕組みが、政治家に自分でお金を造らせる行為に至らせることにつながっているのではないでしょうか。
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汚職も いじめも傍観者が問題 投稿者:宮本 武蔵 投稿日:12月 6日(水)00時33分40秒
見つからなければ、・・・・」の心境が、現実の官製談合や汚職を絶やさない理由になっているものと思います。・・・・・・・上記の様に、吉田議員は書き込まれています。私もその様に思います。 官製談合や汚職は一人では決して出来ません。誰か共犯者がいます。しかし、自らの良心に照らし、おかしいと勇気を奮って諫言できる人が居ないのが諸悪の根源と思います。
この構図は いじめも同じ、複数の子供が、一人をいじめるのは卑怯だおかしいといえる子供が居ないのが問題・・・今の世の中は、一億総評論家と言われています。自分で渦中に飛び込まず、誰かがやる事に第三者として批判するだけ、これが、官製談合や汚職、いじめの温床と思う。ではどうするか?これらの事に勇気をもって立ち向かった人、子供を称えるようなシステムを作るべき
と思う。内部告発に関しては、各企業で相当に力を入れているが、これを教育の現場、或いは、地方自治体の組織の中にも組み込む事がお金も労力も余りかけずに、大きな期待が得られると考えるが以下だろうか?
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石部金吉を鉄筋コンクリートで固め、鉄板で包んだような、吉田議員 投稿者:木枯らし紋次郎 投稿日:12月 6日(水)17時50分16秒

宮本武蔵さん、こんにちは。石部金吉を鉄筋コンクリートで固め、鉄板で包んだような、とはまた昔懐かしい表現ですね。私の、吉田議員感も同じ様なもので、”お車代”としてお金を渡そうとしたら、”歩いてきました”と言われた・・・というようなエピソードに事欠かない人と思っていました。自分がそうだから、人にも厳しいと思いきや、汚職や官製談合はなくならないと達観している発言です。確かに事実はそうかもしれません。しかし減りこそすれ、なくならないと言われると
肩透かしを食った様に思う人は、私だけではないのでは無いか?
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政治とお金の問題 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 6日(水)21時31分7秒

 官製談合や汚職に対する私の見方について、批判的な意見が続きました。私は、自分の見解を「宮本武蔵さんに応えて 投稿者:吉田つとむ 投稿日:12月 5日(火)00時37分59秒」で応えています。

 そこでは、政治家のお金に関するあり方を書きました。日本では国民自身が自主的に政党や政治に寄付をする習慣が、公明党と共産党を除いてほとんどありません。それが2大政党である自由民主党と民主党の実態です。これが政党側のみに責任があるとは思えません。

 こうした背景を無視して、その先の問題を問い詰めて、果たしてどうなのだろうと、私は考えています。
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談合と政治 投稿者:成瀬の一納税者 投稿日:12月 7日(木)17時30分17秒

相次ぐ官製談合摘発は偶然ではなく独禁法の改正(検察が動きやすくなった)が背景にあります。

理論的に言えば談合の解消は簡単ですーアメリカで行われているような制度(損保会社に工事完成を保証する保険を請け負わせることにより一般競争入札を徹底させる)を導入すればよいのです。そこまで行かなくても横須賀市の成功例はつとに知られています(余談ですが同市は地元への利益誘導に無関心な小泉前首相の選挙区ですね)。

改革が進まないのは現状維持で成り立っている政官業のスクラム(既得権に依存する抵抗勢力)のおかげ?でしょう。地元企業優先の旗印は自民党以外の政党も唱えるから厄介なことです。

政治とお金の件に関しても吉田議員が努力されているような個人献金中心にならないのは既存の企業依存のシステムに安住している政治家(そしてそこにかかわる企業)の影響力がまだまだ強いということでしょう。

結局は有権者が投票で意思表示しない限り現行制度の改善はないということではないでしょうか。
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