● 自民党町田支部ホームページの動き

◎ 双方向性を目指して

 自民党町田支部のホームページを作りました。開設を記念して、平成12年9月2日に、シンポジウムを開催しました。サイトのキャッチコピーを募集しましたところ、図らずも、最終的には14名の方から、それぞれの案をお寄せいただきました。(既報)

 自民党町田支部のサイトは、さい先の良いスタートを切れました。最も、読売新聞や、地元の武相新聞に紹介記事が掲載されたことは、自民党の党員の方々だけでなく、一般の方々に関心を寄せていただく良い機会となりました。

 さて、その後の経過の中で、住民の方から、2件の投稿をいただきました。政党不信の時代に、政党の果たすべき役割は、住民の皆さんの様々の意見を伺い知ること、集約することの意味合いがあると考えます。 

 寄せられた意見に対して、党の幹部の皆さんがどのように答えていくのか、あるいは、疑問に対して、どの様に説明していくのかが問われます。幸いなことに、まずは意見が寄せられたわけですので、この意見に的確に答えることが、議論のスタートとなります。

 その議論の中では、吉田は自分の見解を述べることより、議論の場が充実するように、明快なやりとりを保障することに務めます。つまり、編集者の視点で望みたいと考えています。私のサイトの閲覧者の皆さんも、どうぞ、自民党サイトにも、ご関心をお寄せ下さい。

 

◎ 見出し

1 投稿が、2件も届きました。

2 投稿のテーマは、町田市の情報化と、少子化問題−何が問題かの2件

3 双方向のためには、党側が政策で回答を示すこと

4 情報発信と住民の期待

 

1 投稿が、2件も届きました。

 一般の例として、政党支部のホームページでは、議員のコマーシャルばかりが目立ちます。町田支部のホームページの場合は、住民の方々の意見を採り入れるにはどうしたらよいのかと、思案をしていました。幅広い意見を採り入れようと、キャッチコピーの一般募集を行いましたが、最終的に14名の一般の皆さんからご応募いただきました。このことは、とかく敬遠される政党にとって、大変有意義なことでした。

 その後に寄せられた一般投稿でも、平成12年9月中に、2件の意見をお送りいただきました。

2 投稿のテーマは、町田市の情報化と、少子化問題−何が問題かの2件

 1件は、自民党町田支部のホームページの名付け人である、コヤマ@すごすば町田市さん(町田市で最も有名な個人サイトの作者のハンドルネーム)からの意見でした。

 「町田市の”情報化”について」と題した投稿で、遅れている町田市のホームページの改善について、まず意見を提案されています。次に、各政党の考えを比較するため、それぞれの政党支部がホームページを作成するように要望されています。(その意味では、自民党は、一歩前に進んでいます) その投稿の前置きでは、交通渋滞、駐車場不足が、一番の課題だと、ご自身が主催されるサイト<すごすば町田市>のアンケート結果の声を紹介されています。

 2件目は、山下七郎さんと言い、幼稚園の園長先生をやられています。私もよく知っている方で、温厚な方からの投稿です。元市議会議員を務められましたが、文章の中ではその立場を出されていません。ご自身のお考えを展開していると、お見受けしました。

 テーマは、「少子化問題ー何が問題なのか」と題するものでした。政府の予算が少なからず付き、施設の充実が図られているところですが、子どもの立場からすると、どのような問題点を含んでいるのか、と提起されています。現場で観察されている方からの意見と感じました。

3 双方向のためには、党側が政策で回答を示すこと

 さて、住民の方から意見が寄せられたわけですので、今度は、党側が回答する場面になります。1つの意見に対して、政党が回答を示し、さらにその回答に対して、次の意見を求める。その意見は、意見のやりとりをしている当事者の場合もあるし、また、別の住民の方であったりもする。これが、インターネットの特徴であろうと考えます。

 長期的には、自由に書き込める掲示板の中で、そのようなやりとりをかわす。BBSを使用した方式で、一つの意見に対して、多数のRe: が書き込める方法をとることも可能でしょう。方法的には、即座にその方法を採用可能ですが、党の有様をじっくりと見ていただくことが大切と考えます。回答が寄せられれば、責任を持って回答をする必要があります。住民からの意見を、ほったらかしには出来ません。

 当面は、次の方法が適切だと考えています。

1)メールで意見をお寄せいただき、自民党ホームページに掲載する旨の返事をする。

2)回答すべきポジションの担当者に連絡し、回答を書いてもらい、ホームページの記事として掲載する。

4 情報発信と住民の期待

 現実に、自民党ホームページを作り、情報発信をはじめたところ、このように充実した投稿がありました。制作者として、大変有り難いことですし、今後のホームページづくりに活かして行かねばならないことです。

 政党の支部組織というと、なにか選挙の時の集票マシーンに過ぎないのではないか、と考えられています。しかし、政党の日常的な活動、取組の内容や姿勢というものを、住民の皆さんに直接届ける立場にあります。政党は、ここの課題を集約する立場にあります。支部でも同様なことで言えます。住民の皆さんの問題を、市政全般の中でとらえ返す。あるいは、都政や国政との関連の中で、地域問題、個別問題を解決していこうと、考えます。

 まずは、最初の投稿意見にどのように回答していくか、見本的な議論が自民党サイトの場で繰り広げられるか、私は編集者の立場で、対応する努力することになります。そう言う意味で、住民の皆さんが、私のホームページに寄せられる関心とはまた異なった印象で、評価していただくことを期待しています。

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