風水害・震災の発生と、町田市の対応
(04/11/24)

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風水害・震災の発生と、町田市の.. - 吉田つとむ 11/14-22:22 No.5262
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タイトル:風水害・震災の発生と、町田市の対応

 今年の台風では、町田市が直撃を食らったわけでもないのに、いくつかの個所で、個人宅などに被害がでた。気の毒な事態が発生したが、その人たちはその後生活は落ち着いただろうか。その後の情報をつかんでいないが、個人のレベルで立ち直っておられるものと推測したい。

 では、今回のような大型で激しい雨をもたらす台風が、町田市を直撃した場合に、市内で水害がどの程度は発生するか、あるいは土砂崩れや地すべりなどは起きないで済むのか、再度検証し直す機会も必要だろう。シュミレーションを作成するべき、防災課の大きな仕事である。

 また、10年前の阪神大震災、今回の新潟中越地震のような場合には、町田市の被害はどうだろうか。

 密集した家屋の中心市街地の地形、山肌いっぱいに家屋が立ち並んだ玉川学園の地形、この両者を先の2例に当てはめると、どんな事態が起きるか想像を絶する領域の世界である。

 今はそれぞれに繁栄した街であり、片方は瀟洒な雰囲気をかもし出しているが、自然の災害にどこまで対応できるか、はなはだ疑問である。

 風水害では秒速40mの風、毎時100oの雨が降り続いたとした場合の予測はされたこともなかろう。他方の震災では、震度6強や震度7以上が襲った場合の崖上の家屋やそれらの下にある住宅に、どれほどの対応が出来るのであろうか。

 今回の被災地の情報ははるか離れた地域でのこととたかをくくっておられる内は、そうした地域の危険度はなにも問題ともされる時はなかろう。

 この間、マンション反対運動の問題にばかり注目をしていたが、震災被災地を見てまわり、玉川学園一帯の戸建住宅の建てこみ状況を振り返ると、果たして家屋は大丈夫でも、土砂崩れなどの心配はないのか、かなりの程度で気になる地形となっている。

 こうした意見にうなずけない向きは、新潟中越地震の中心地の山々や勾配が急な法面の様子を是非ご覧いただきたい、そのように願うのです。
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