遅延支援(仮設住宅への移転と片付け)
(04/11/29)

<見出し>
3.大型の災害で仮設住宅などへ.. - 吉田つとむ 11/19-00:05 No.5306
損壊住宅の廃棄物処理 - 吉田つとむ 11/19-00:18 No.5307
不在住居の積雪からの保全 - 吉田つとむ 11/19-00:26 No.5308
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タイトル:3.大型の災害で仮設住宅などへの居住がある場合。遅延応援の事態。

3.大型の災害で仮設住宅などへの居住がある場合。遅延応援の事態。

 11月12日ー14日間の間私が震災地を自分でレンターカーを運転したり、バスで移動する際に見た中で、長岡市内では急ピッチに仮設住宅が建設中であることが目につきました。

 また、12日(金)に長岡市役所を別の件で訪問した際、1階のロビーでは仮設住宅入居の申込み相談業務(らしい)が行われ、大勢の人が詰め掛けていました。

 今の建設状況では、被災者の皆さんが11月中、ないし12月初旬には入居できるのではないでしょうか。

 なた、山古志村の新潟県立長岡明徳高校避難所の訪れた際、その避難者の方からお伺いした話によれば、入居予定の仮設住宅の場所が決まっているとのことでした。記憶では、その人が住む地域の人は同じ場所の仮設住宅に入るとことになっていると言う。(長岡ニュータウンの近く)

 12月中には、入居できる予定と聞きました。

 となると、被災者の皆さんがそれぞれの仮設住宅に引越しをする際に、移転の作業や荷物の片付けを全部自力でやってもらうのか、行政機関がどくまで協力するか、その両者におのずと限界があることになります。

 その他の被災地を含めて、それぞれの場所と移転地において、大掛かりな引越し作業が開始されるわけです。1日、2日で終わるわけではありません。1週間、2週間はすぐに過ぎていきます。

 そこがボランティアの次の活躍次期(遅延応援)になるのではないでしょうか。大勢の人力、車両が必要になります。
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タイトル:損壊住宅の廃棄物処理

 新潟中越地震の現場では、阪神大震災に比べれば損壊家屋が少ないのかも知れませんが、木造を含む損壊家屋の残骸がそのまま放置された場所を、小千谷市内などでいくつも目にしました。現実には、道路が交通止めになって、車で入っていけない地域でそうした損壊家屋の残骸がそのまま放置された状態はもっと顕著でしょう。

 あるいは、半壊家屋がこれから先、補修して居住住居として利用されるのか、それともそのかなりの部分が解体されるのかによって、ゴミとして、整理・収集・処分されなければならない時期がやってきます。もちろん、阪神大震災時のように、倒壊マンションなどは少なく、その処分決定にはそのときほど時間を要しないで済む可能性もありますが、それでも個人がその住宅財産をどのように処置するかとなうと、人生と親族にとって一大決定の時期に相当します。

 それらの解体・処分が全て公費で処理されることは、なかなか困難でしょう。

 それらの次期も、これまたボランティアの活躍時期に相当するものと思っています。

 ただし、積雪期には、そうした作業が直接実施することはなかなか困難と考えます。
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タイトル:不在住居の積雪からの保全

 仮設住宅などのへの避難者が所有する住居の積雪時の2次損壊が懸念されています。

 この問題は、すでに一般的な問題と意識されていますし、私がお会いした山古志村の避難者の方から、これからの積雪による自宅の倒壊を懸念する話をじかに聞きました。私自身は、その積雪をTVや新聞などでしか知りえませんが、旧来より新潟と聞けば豪雪地帯のイメージをもっています。

 山古志村などのように不在となった住居などの積雪からの保全をどのようにするか、大きな方針が自治体によって示されると思いますが、その方針に添って、大勢のボランティアが活躍する時期が期待される可能性もあります。

 これも、遅延支援の大きな課題となるでしょう。
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