ゆうゆう祭り、キッズコーナー盛況(町田市立国際版画美術館)
(18.10.15作成)

 昨日は、恒例で町田市立国際版画美術館の「ゆうゆう祭り」に出かけました。毎年のことで、友の会の活動として参加しています。担当は、キッズコーナー専門で、子どもさん方に、その「友の会」会員が協力して、版画的な手法を用いた作品つくりをやってもらう企画です。

 前日までに、友の会有志の皆さんが飾り付けや祭りに必要なものを準備していますが、その日はその品々を配置すること、飾り付けることから始まります。

 幸い今年の「ゆうゆう祭り」は好天が見込まれ、美術館内部の催事はもちろん、外部の催事、あるいは愛好家の作品販売も好調が見込まれました。その中で、この、キッズコーナーは、館の際奥の場所であり木版画作成の部屋を使っての活動になりました。準備の段階では、果たして人が集まってくれるか、そうした心配をわれわれボランティアは非常に気にしていました。ところが、幕が開くとその心配は吹き飛んでしました。

 オープンに先立っては、開会式が行われました。岩崎治孝助役、黒木一文市議会議長の祝辞がありました。友の会では、岩崎正三会長が挨拶をされました。それらの後、各自持ち場に付きました。

 戻ってみると、すでに子どもさんがキッズコーナーには入っており、すぐさま自分のポジションに付きました。その後も、続々と子どもさんが詰め掛けました。

 作品は、型紙を切って、台紙に張り、その上に薄紙を置き、上からクーピーや色鉛筆で全体をなぞり、絵を浮かび上がらせる手法の作品作りです。小さな子ども達は、出来合いの型紙を使い、大きな子どもは自前の作品作りに挑戦します。

 それらが出来上がると、別の台紙に貼り付けます。同時に額縁作成に取り掛かるのですが、この台紙に色が付いたダンボールを細長い短冊形に切り、取り付けます。作品との帳合いがそのできばえを決めることになります。

 最後に、壁に飾るために紐(リボン)を取り付けます。

 14日1日のみで、160人以上の子ども達がその作品つくりを終えました。

 午前中でさえ大賑わいで、私は次々と押し寄せる子ども達に説明を続けていると、あっという間に1時を越していました。広報やコミュニティー紙のPRが浸透したのだと思われますし、その企画した人のセンスが上手く伝えられたのでしょう。リーダーさんは、見事な準備とわれわれへの采配を見せてくれました。

 前の年の記事にも書いたと思いますが、こうした企画に来てくれる親御さんは、しっかりしています。子どもさんが作品作りを終えて帰る時に、「ありがとうございました」と言い忘れると、必ず、「ありがとうございましたと、言いなさい」と自分の子どもさんに話してくれます。そうして、必ず、その子ども達は、「ありがとうございました」とキッズコーナーを出て行く前に返事をしてくれます。

 夜には、子供さんたちの作品が自宅の部屋を飾ってくれるでしょう。



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