福岡の企業の全国制覇と東京進出
(03/08/03) 

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全国制覇の合言葉 08/24-00:51
企業の東京への進出 08/24-15:49
夢破れた企業もあり・・ドイ 08/28-22:31
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全国制覇の合言葉 

 昨日で、高校野球が終了しました。引退の木内監督へのはなむけのように、常総学院ナインは、初の夏の甲子園優勝を勝ち得ることになりました。まさに、全国制覇となりました。

 この言葉は、東京にいるとなかなか使う機会がありません。商売などでも、全国制覇の言葉が使われることがあります。商品販売量のシェアー第1位を達成したときなどに使われるようです。

 もう少し規模が小さくとも、企業の内部では支店網を全国的に配置したときも、その全国制覇が使われます。

 私がいた会社では、全国の札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島(ないし、岡山)、松山(ないし、高松)、そして福岡に支店を置くか、代理店ができると、全国進出企業とみなしていました。最も、私がいた会社は、はるかに小さい会社でした。

企業の東京への進出

 私がいた福岡の会社は、会社の規模が大きくなると東京に支店を出すのが、夢となっています。

 つまり、ローカル企業から脱皮して、一般的な企業を目指すのですが、なぜか「東京」です。これは、食品製造業、販売業において特に著しい傾向です。

 最も成長した企業には、「銘菓ひよこ」、「ロイヤルホスト」、「カメラのドイ」、「ベスト電器」(東京では、今一つです)、「ピエトロ」(ドレッシング)、「千鳥饅頭」(チロリアン)などがありますが、その中で東京進出を期に、ローカル性を一掃しようと言う気配をなぜか感じさせます。

 おそらく、企業として、自社はローカルブ出身ではないかのように振舞おうとしているようです。

夢破れた企業もあり・・ドイ

 虫の知らせと言うべきか、このような福岡からの東京進出企業の紹介を行ったとたんに、そのうちの1社の経営が破綻した。

 カメラのドイは、その量販部門から撤退し、DPE専業化していたが、営業不振のため、ついに民事再生法の適用を申請したと言う。

 「東京進出の夢破れて」ということであろうか。