男子マラソンのデリマ選手の偉業とブラジル

男子マラソンスタート 投稿者:吉田つとむ 投稿日:2004/08/30(Mon) 00:34 No.4605
マラソン金メダルの翳り 吉田つとむ - 2004/08/30(Mon) 09:26 No.4606
ギリシャとアテネの権威 吉田つとむ - 2004/08/30(Mon) 09:31 No.4607
ブラジルは金メダルを要求 吉田つとむ - 2004/08/31(Tue) 00:18 No.4608
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男子マラソンスタート 投稿者:吉田つとむ 投稿日:2004/08/30(Mon) 00:34 No.4605

 閉会式を迎えるアテネのパナシナイコ競技場に向けて、男子マラソンは、歴史のマラトンからスタートしたというニュースです。

 金メダルの獲得数が16個となり、東京オリンピックに並びましたが、是非この最終種目で金メダルを獲得し、過去の最高記録を目指してもらいたいと願っています。

 ただ、その競技場まで戻ってくる時間まで起きておれるか、明日の仕事があってそうもいきません。

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マラソン金メダルの翳り 吉田つとむ - 2004/08/30(Mon) 09:26 No.4606

 アテネオリンピックの最終種目である男子マラソンは、35キロ地点まで、ブラジルのバンデルレイ・デリマ選手がトップを快走していた。

 ところが、沿道の反対側から一人の男が、バンデルレイ・デリマ選手に抱きつき、沿道まで押しやってしまった。すぐにその周辺にいた観衆が、その男をバンデルレイ・デリマ選手から切り離して救出したが、このハプニングで、バンデルレイ・デリマ選手の走行時間に遅れが出た上、その走行にも乱れが生じてしましった。

 結果、38キロ地点に来たところで、バンデルレイ・デリマ選手は、2位につけていた、ステファノ・バルディニ選手(イタリア)に競技場前でかわされ、3位で走っていたメブ・ケフレジギ(米)にも越されてしまった。

 競技場の観客は、この走行妨害行為をスクリーンで知っていたため、被害を受けたバンデルレイ・デリマ選手(ブラジル)が競技場に到達した時に、ひときわ大きな拍手をおくっていた。

 しかし、バンデルレイ・デリマ選手の3位銅メダルという歴史は変わらず、「アテネ大会の男子マラソン金メダル」に「翳り」が生じてしまった。
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ギリシャとアテネの権威 吉田つとむ - 2004/08/30(Mon) 09:31 No.4607

 この男子マラソンのトップランナーの走行を妨害した男の話は詳しく出ていないが、歴史的な大会が開催されたオリンピックの最終場面で、ギリシャの国家とアテネの権威は欧米諸国を除いて、色あせてしまった。

 ブラジルの選手が気の毒にも3位に下がり、イタリア、アメリカという国家の選手がめでたく1位と2位を占めたが、これが逆の事態であったら、どんな影響がでたことであろう。
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ブラジルは金メダルを要求 吉田つとむ - 2004/08/31(Tue) 00:18 No.4608

 ブラジルのオリンピック委員会は、走行妨害を受けたバンデルレイ・デリマ選手に対して、金メダルを要求することにしたとのことです。

 アテネの段階では、国際オリンピック委員会が、特別のメダルをおくることで済まそうという考えのようです。

 しかし、あの場の走行妨害を直接に見た人、あるいはTV中継を見ていた人は誰しも、ブラジルの金メダル要求が決して度を越したものとは思わないでしょう。

 つあまり、ギリシャの警備体制に問題があったことは、誰も否定する人はいないはずです。

 この結果は、国際的な問題になってきました。解決もまた、一国のレベルでは対応できない事例と考えます。

 なお、妨害したのはアイルランド人で、F1などの競技でも妨害行為を働いたことがある人物と報道されました。