ライブドア対楽天の力勝負と新プロ野球球団
(04/10/06)

<見出し>
足して2で割る新球団設立を - 吉田つとむ 09/28-19:15 No.4986
東北楽天とし、岩手にも協力要請 - 吉田 つとむ 09/29-12:50 No.4987
2軍ベースの秋田争奪戦 - 吉田つとむ 10/02-18:39 No.5000
応援団と監督構想 - 吉田つとむ 10/06-21:42 No.5014
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足して2で割る新球団設立を - 吉田つとむ 09/28-19:15 No.4986

 プロ野球界の激震は、パリーグで1球団が減る事態を引き起こし、伝統ある近鉄バファローズが消滅することになりました。昨日は、その片方の当事者であるオリックスブルーウェイズとの試合が最終戦になりました。

 退場者が出る一方で、参入者が出てきたのが今回の特徴でした。ライブドア、楽天と相次いでインターネット関係企業がその参入を表明して来ました。事業規模が野球のプロ球団も持つのに見合うのかという批判も受け続けたのですが、すばやい行動力でそれらの反対論も封じ込める力量を見せ付けました。

 あとは、どちらも宮城県の仙台市を本拠地に設定しました。先手の布石では、ライブドアが乱れもなくリードしています。

 しかし、この楽天の参入劇には財界の大物まで動員されています。ここまできたら、在来の球団はお上品な楽天を選択しそうな雰囲気です。それでも、まず新球団に名乗りを上げたライブドアの取り組みをむげには出来ない状況です。

 この際、先発のライブドアと後発の合同で新球団を運営する方法はどうでしょうか。その先には、まだ合併したい球団もあるようなので、力があれば両者が再分解する方法があると思います。

 「そんな、足して2で割るような・・・」と言われるでしょうが、この際、とにかくスタートの勢いで頑張ってもらいたいと思っています。
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東北楽天とし、岩手にも協力要請 - 吉田 つとむ 09/29-12:50 No.4987

 プロ野球の新規加入を目指す後発の楽天は、球団名を東北楽天とし岩手県にも応援要請を行ったとのことです。

 ライブドアとの争いは、両者が息を抜かせない立場となっていますがこの先陣争いがエスカレートしてくる先を見越しての前回記事です。

 プロ野球側は、楽天を選択したがっているようですが、火のないところに煙を上げてがんばってきたライブドアを簡単に切ってしまうことは容易でないでしょう。
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2軍ベースの秋田争奪戦 - 吉田つとむ 10/02-18:39 No.5000

 ライブドアと楽天の両者は、秋田を2軍のベースにするべくアプローチを始めました。

 本拠地の宮城県仙台市を本拠地とする考えは両者が同じで、次は2軍の拠点をどこにするかの宣伝戦が繰り広げられています。秋田県にとってはそのどちらを支持するといいがたく、赤白どちらの旗を揚げざるを得ない状況です。

 いよいよ、最終局面に入ってきました。資金繰りはどうするのか、それを厳しくとわれる時期が来ました。
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応援団と監督構想 - 吉田つとむ 10/06-21:42 No.5014

 旧来のスポンサーがなくなったチームを、新しいスポンサーが登場して再出発するのであれば、問題はより簡単であったでしょう。

 思うに、福岡市の平和台球場のすぐそばで中学時代を過ごした私には、西鉄ライオンズがクラウンライターライオンズ・日拓ライオンズ・太平洋クラブライオンズ(変更順は、記憶していない)になり、福岡のライオンズはその名称を消すことになたことに物悲しい思いを持ったものです。その結果、ライオンズは最終的に福岡を出てはるか所沢に移転することになりました。それが、今日に続く西武ライオンズの姿です。古い福岡人(博多人)は、そうした西武に今も複雑な思いを持って接しています。

 話は戻って、今回はチーム自体をゼロから形成するわけです。シダックスのような都市対抗野球の出場チームがプロになるわけでもありません。

 新規のプロ球団に2社(グループ)も申し込み希望が出て、現実には最大1社(あるいは、新規参入をやはり不可とするケースもありえます)しか加入させないと考えられます。

 新規加入できた企業はそのチーム編成を急ぐでしょうが、それを認められなかった企業はどうなるでしょう。たとえば監督をどうするか、それくらいは目鼻をつけないと話を進めようもないかも知れません。

 攻めるか、撤退するか、「ライブドア」と「楽天」の勝負どころに差し掛かりました。

 楽天は、トヨタをはじめとする財界の大物の支持をバックにするようです。選挙の世界の表現でいうと、自民党と民主党の両方の推薦を得たようなものと考えられます。その楽天は、監督の前に、ゼネラルマネジャー(GM)として、スポーツジャーナリストで早稲田大客員教授のマーティ・キーナート氏を指名しています。

 他方のライブドアは、監督候補の一人に阪神の駐米スカウトを務めるトーマス・オマリー氏をあげたと言う。こちらは、応援団が見えてこないことから、選挙の世界の表現でいうと「無所属無党派」と言ったところでしょう。
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