米軍再編と町田市の関係(相模原補給廠&厚木基地)
(平成18年5月1日)

 このところの日米協議によって、相模原補給廠の一部返還が合意されたとのニュースが各紙で報道されました。これによって、町田市にどのような影響があるか、考えてみたいと思います。
 あわせて、厚木基地の岩国移転の問題も考えることにしました。ブログ記事を転載しました。
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2006年04月27日 相模原補給廠の返還の具体化と、総額3兆円の日本側負担
2006年04月24日 岩国、沖縄市長選挙の敗北と米軍基地
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相模原補給廠の返還の具体化と、総額3兆円の日本側負担

 米軍の相模原補給廠の返還について、日米の協議が重ねられていました。すでに、その南側15ヘクタールの返還が合意されていましたが、新たに20メートル幅の道路用地分2ヘクタールが返還合意されたとのニュースが、昨日各紙で出されていました。

 その部分が変換されるということは、そこに町田市と相模原を結ぶ道路と、鉄道を敷設できるということになります。これで、小田急線が唐木田から町田市内を通って、相模原駅まで延伸することが可能になるわけです。さて、それが何年後か、と期待されます。

 ところで、こうした米軍基地の再編に関して、沖縄駐留海兵隊のグァム移転の費用負担を含めて、総額3億円(3兆円に訂正する)に達する見込みがアメリカ側から明らかにされました。もとより、その金額をそのまま日本が飲むことは無いでしょうが、それでもその過半は日本側の負担との認識があるでしょうから、果たしてそのまま進展するか、まだまだ目を話せません。

岩国、沖縄市長選挙の敗北と米軍基地

 衆議院補欠選挙の敗北も大きな痛手ですが、われわれ町田市にとっては、新岩国の市長選挙で自由民主党推薦候補が敗北して、旧の岩国市長が大差で当選したことは、先に、その市長が先導して行った住民投票で旧岩国市が米軍基地の移転受け入れを拒む多数意見を表明したことがさらに補強されることになりました。

 他方で、沖縄市では、野党の連合軍候補が勝利し、来年の県知事選挙につながる可能性が出てきました。

 これらを総称すると、芸軍基地の再編に大きな影響が出てくることは間違いありません。政府はアメリカの意向にそってその移転計画を推し進めるか、再度のブレーキをかけることになるのか、政府と与党(自由民主党・公明党)にとって、大きな正念場になります。

 こうした状況を見ると、厚木基地にある艦載機の岩国基地移転を望んでいた町田市にとって、先の展望を見出せない状況に近づいています。

 果たして、政府はどのような展望を出すのでしょうか。
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