スワンカフェ&ベーカリー町田店の開店
(平成19年1月21日分)

 「スワンカフェ&ベーカリー町田店」というパン屋さんが、明日オープンする。全国では25店目(直営は3店のみ)というお店で、「ヤマト福祉財団」と「ヤマト運輸」の設立者である故小倉昌男氏が進めてきた事業である。この町田市の店舗は地元の障がい者団体の社旗福祉法人「ウイズ町田」が経営する。

 ヤマト運輸の故小倉昌男氏の発想は、障がい者であっても普通の賃金で働ける仕事をつくっていこうというスタンスである。旧来の施設では、働いても1万円程度のお金をもらってきたのが実状であり、自立・支援の考え方にはなじみにくい職場(作業所)環境が大半であった。

 それを、このスワンでは、雇用者に対して最低賃金法の基準を上回る金額のレベルで事業化は計っていこうという訳である。その金額では、月収で10万円レベルになる。この有意義な取り組みが、どのように発展してゆくか、大いに期待したい。

 オープンに向けてセレモニーが行われ、パンカットが行われた。


焼きたてパンとカフェ機能

 「スワンカフェ&ベーカリー町田店」の店内は、焼きたてパンのショップ機能だけでなく、カフェ機能が備わっていた。下の写真の周辺が焼きたてパンが置かれる場所になり、カフェ部分は手前右方向になる。右のガラス越しの部屋がパンの釜(と言っても、デジタルの機械があった)がある作業場であった。

 来賓兼応援に来られていた、(株)田中食器厨房の田中利明社長にお聞きした話では、最近はこうしたデジタル式の釜が出来、「釜だし」の時間も製法も容易になり、その作業の大変さは少なくなったようであった。

 このパン屋さんは中町3丁目に出店し、都立町田高校の通り添いにある。写真は勢揃いした製造、接客部門の皆さんで、交代制で勤務する。店は、午前11時に開店し、午後9時に閉店する。さらに軌道にのればさらに開店時間を早めると言う。
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