清渓セミナー、講座U「無党派の限界」本山 裕子

 無党派の限界 本山 裕子さんのレポート

<要約>

地方自治がしっかりしていないのに国政レベルで物事がうまくいくわけがない。また、国政の場においてもいかに地方自治を実現していくかを考える必要がある。まず私たちが自覚しなければならないことは、国政と地方自治には密接なつながりがあり、それを支える根幹にはたはり政党政治の機能が大切だということだ。確かに無党派議員による功績は地方からの情報公開などに主に表れている。しかし、そこには国と地方の連帯において限界がある。また、地方の議会の活性化が民主主義を強くする前提を忘れてはならない。まずは自分たちの議会に対しても批判だけでなく根気よく話し合う姿勢が重要だ。

<感想>
法を決めるのは国会である。地方が出来ることにも制限がある。そんな中で今年の総選挙を振り返り、無所属議員の落選が目立ったことは一つの象徴であると思う。しかし、同時に地方は地方でまた委譲された権利を有為に使うことのできる実力を備えなければならないだろう。果たしてその力は今、地方にあるのだろうか。

文責:本山 裕子