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2002年7月25日
吉田つとむはインターネットを武器とする！メールマガジン vol.103
http://j-expert.com/
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情報公開のエキスパート＜吉田つとむ＞の週刊メールマガジン vol.103
を発行。当面､週１回刊行。
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3）予定と案内。
＜吉田つとむのコメント＞
(1)コメント
「地方自治体議員の視察」
公務員の仕事振りと、議員視察というと、この世の最悪イメージではない
でしょうか？
新聞を見ていて、「地方議員が視察で、こんな阿呆な醜態をさらした、こ
んな観光旅行をしていたなどなど」の記事を、誰しも目にしたことがあるで
しょう。
良いか,悪いか、ようやく、議員視察で視察の「所感」を書くことが定着し
てきた町田市議会です。議会運営委員会の報告は、２年目を迎えました。視
察に出かけた全員がその所管を出すので、視察全体の意義がどんなもので
あったか、その内容を見れば一応の推測が成り立つものでした。
もっとも先進的な取組をする都市の議会では、その視察報告をネットに掲
載するまでに至っています。こうしたことはインターネットで確認でします
が、そこにかかれているものがどういう経過でかかれているか、全文はどの
ように構成されているか、現地を訪ねて細かく聞いてみると、その経緯がつ
まびらかになってきます。
書式はどうか、現状に至る経過にはどこにターニングポイントがあったの
かなどなどが、だんだん分かってきます。そうした中には、我々の期待通り、
あるいはもっと積極的な意気込みや実績を重ねている例も確認できます。反
対に、期待するほどの事態には至っていないことも見受けられます。
視察の成果は、役に立つ点は取り入れ、自分の自治体にそぐわない点は、
また一歩考える。議会は様々の観点と主張を持った人物の集まりですので、
ものごとが一本調子に進みことはありません。また、別の観点をからみれば、
一人の議員の成果は、他の議員から見ればマイナス点かもしれません。（い
や、その可能性も有るということです）
ところで、われわれの視察と言うものは、元来が手前がってな存在です。
先進的な事業や施策を学ぼうとするのですが、それはあくまで町田市のため
にと考えて行うもので、視察先の発展・成長を願うものではありません。
とするならば、他市の議員視察を受け入れる側からすれば、自分の街の自
慢的な紹介をしたとしても、それ自体に価値があるとはいえません。そうし
た視察を受け入れる市にあっては、如何に自分の街の役立てるか、そうした
即時的な利害がもっとも有用な考えといえます。
例えば、
１ 産業の都市であっては、その生産物を買ってくれるか、取引を紹介して
くれるか、そうした要素を否定することは困難です。
２ 農業生産物や水産物は、そうしたコマーシャルにもっとも即した商品で
す。視察議員は、自分自身でも購買者であり、宣伝マンになってくれる可能
性がある人物です。
そうした観点から見直すと、視察にきた議員に積極的にサービスを提供す
るが、１や２の目的を果たして欲しい、いや果たして当然だという見地が否
定できません。そうした行動を一切考慮しない自治体議会には、対応するの
も時間の無駄である、と考えるでしょう。
往年には、それなりの「食料費」なるものがあり、それを職員がお手盛りで
使っていた、そうした接待に使用していた、という話もありました。
今は、そうしたことは遥か昔のことと言えるでしょう。
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編集 吉田つとむ
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