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                           2002年10月6日
   吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン vol.153
            http://j-expert.com/
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情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジン vol.153
を発行。当面、週1回刊行。
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

<吉田つとむのコメント>
(1)コメント
議会中継実施の背景

 議員が議会の中継を自ら要求するのは、全国的は極めてまれです。通常は、行
政が実施するIT化推進事業の一貫して行われるのが通常です。議員としては、
あまり議会の様子を常時オープンにしたくないというのが,議会によっては多々
あることでした。

 私はそうした立場と異なって、「議会と議員のことを、良いことも悪いことも
公平に住民の皆さんに見てもらおう!」というのがモットーです。そうした上で、
住民の皆さんからの意見を議会に出してもらい、議員側はそのできること・出来
ないことを率直に答えていく。このような方法が、議会政治の信頼を勝ち得るベ
ターな方法だと考えます。

 さて、町田市議会が始めて導入する、議会のインターネットテレビ放映はどの
ように進行するのでしょうか。

 他の議員(高嶋均議員)のHP掲示板に、そのことに関する質問が載っていま
したが、これは誰ももたれる疑問でしょう。そこで、その推進者である私が、自
分の考えと今後の方針を述べたいと思います。

 まず、その前段の話の整理を一つ。

 まず、今回のポイントは、議会側(議会運営委員会)で「議会のインターネッ
ト中継の導入」と、そのことの来年度予算要求をあわせて提案したことです。通
常は、その導入のみを決定するのですが、導入の時期を明示しないと、ずるずる
放映時期がずれる可能性があるためです。現に、昨年度までは議会内にも約半数
の会派は、それほど急いで導入することは無いとしていました。

 そこで、今回はなんとしても早期に導入ができる内容を、<議論の中で明白に
する言葉を盛り込む>方針を立てました。現実に、今回の議運審議の中で、一つ
の会派は、「新庁舎が出来た時でよい」とか、「これから、(時間をかけて)そ
れぞれ住民の意見を聞いてまわろう」と、主張しました。議会の放映を求めて請
願を議会が、全員一致で採択したことも忘れた議員がいたようです。しかし、幸
いにも、他の会派はその意見に組しませんでした。

私にとって、そうした議会内の懸念を一掃することが、まず目標でした。前年ま
での苦い経験が、「来年度予算に議会放映予算を要求する」という意見の賛否を
取って、導入記事を明確にさせる「再確認」の方法をとりました。

 そうした上で、行政や議会事務局にも、こうした我々の考え(=議会の公開)
を理解させる、市長にも議会の要求をのんでもらうには、そのことを審議する議
会運営委員会の「賛否」の結果をだす、「来年度導入を求める」のことの「可決」
を「議事録」に残す必要性を感じました。
 こうした背景で,念には念をいれ、「議会たより」に入ることまで付け加えた次
第です。

議会のインターネット中継の実施日についての考察

<議員は、予算額策定にはタッチしません>
さて、「議会のインターネット中継の実施日」の問題です。
まず、地方自治体議員に予算の提案権がないということで、我々が機種設定や導
入予算作成をするわけにはいかず、やむなく「予算計上」を議会事務局が担当し
ます。ということで、今後、我々はその予算金額にはタッチしません。
 とにかく、「来年度予算に盛り込む」ことを行政に求めたわけですので、その
作業が進行しているかどうかのチェックのみが、我々にとって必要なこととなり
ます。

<3月議会で、予算審議>
 そうして次には、平成15年度予算を審議する3月議会の開催となります。
 TV中継費用は、議会費となる部分と、建物内の電気工事関係とに分かれる可能
性もありますので、総務部の管財部門所管となる部分があるのではないでしょう
か。
 いずれにしても、担当は「企画総務常任委員会」で審議することになります。
私は、文教・生活常任委員ですので、私が委員会で審査することはありえません。
 担当委員会の審議では、議会が要求した内容なので、基本的には議員側には異
議は無いものと思います。
 最後は、3月末に表決のための本会議の開催となります。
 無事、予算案が通ったことに仮定しましょう。

<入札、発注>
 次は、インターネット中継のための「業者選考」になります。一般競争入札か、
細目が結構多いので指名競争入札となるか、今のところは分かりません。議員と
しては、立場上この分野に深入りできません。公正な入札を期待するのみです。
 入札では、最安値の業者に対して、契約をする段階になります。時期的には、
4−5月の期間頃だと思います。

<工事、引渡し>
 落札した会社は、工事の手順、自社製品材料の手配と、外部発注委託品の収集
手当てに入ります。これは、早くて6月議会の頃になるのではないでしょうか。
そうすると、工事の開始は、7月からとなります。その工事を8月までに全部完了
し、次の9月議会に間に合わせるというのが、最短コースではないでしょうか。

<試運転?、議会運営委員会の仕事>
 上記には、試運転が含まれません。いきなり、インターネット議会中継を実行
して、どの議員かの放映でミスやトラブルがあっては大変です。議員は、「いい
よ、いいよ」と言っても、何かの事故がおきないとも限りません。
 9月議会は、試運転!と言うことになれば、決算認定のための「臨時議会」が
最初の議会中継となるのではないでしょうか。
 実は、この間に、インターネット議会中継に関する、運営の細目を詰めること
になります。これは、議会運営委員会で審議・決定することになります。町田市
議会は、今まで一切、(メディアの取材時を除いて)議会中継が行われたことが
ありませんので、カメラのズームの仕方に対してさえ、それぞれ注文がある可能
性もあります。実際にその時期がこないと分かりません。

<議会中継の実施時期>
 その他、いくつかのトラブルを回避することを優先すると、平成15年12月議会
のスタートという可能性も起きてきます。実は、町田市議会の議員役職は、2年
の慣例となっています。そうすると、来年の12月議会でこの議会中継を実施しな
いと、平成16年度の3月議会となり、議長・副議長をはじめ、各委員長が改選と
いう時期に達します。そこまで、引き伸ばすことはありえないでしょう。
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編集 吉田つとむ
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