::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
                           2002年12月29日
   吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン vol.180
            http://j-expert.com/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジン vol.180
を発行。当面、週1回刊行。
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

<吉田つとむのコメント>
(1)コメント
  どてらい男(やつ)の初荷

 私が土木資材の販売会社にいた頃、初荷の入荷で思い出がありました。

 私がその会社に入った頃、主な仕入先は、「湯浅商事」という商社との
取引が主な仕事でした。その湯浅商事という会社は、湯浅バッテリーとの
兄弟会社でした。もとは、「炭」を扱う燃料の会社であったそうです。
会社としては、比較的に地味な営業を行っておられました。

 販売店に品物を卸し、土木会社が振りだした手形を受けてっていく方法
を業務とされていました。とにかく、私がいた会社のように、販売という業
務の末端企業を相手とするのが、こうした土木販売会社を相手にした営業
の様子でした。

 そうしたときに、取扱品目の関係で、「山善」という商社と私がいた会社
が取引することになりました。その品目は、塩化ビニール管でしたが、メ
ーカーが直で私が勤めていた会社クラスに卸すことは無く、そうした商社を
はさんで取引していました。

 その取引自体は、実際にはメーカーの地域支社と、直に注文数や値決め
をするのですが、支払い業務は先の商社「山善」を通していました。単に、
ペーパーを介するに過ぎませんでした。

 ところが、この「山善」は、その取引を契機に、私がいた販売会社に
どんどんと入ってきました。資材や機械メーカーを同行した商品の説明、
大掛かりな展示会の案内、契約取り引き数によっては、大胆な価格を提示
する方法等など、我々 営業マンには、面白くなるような販売方法を見せ
てくれました。

 さて、その「山善」は、年末になると、初荷の目玉商品や特別価格商品
を提示してきました。いわゆるお薦め企画というわけです。

 我々は、各取引先である土木会社を回り、初荷商品を薦めていました。
営業マン一人の目標、会社全員での目標を設定し、初荷の販売活動を展開
していました。

 その山善は、実際の初荷となると、「初荷」と書いたはでなのぼりを立
て、横断幕を取り付けた配送トラックをまわしていました。その山善の
営業マンは、その配送トラックに同行して、お礼を言って回っていました。

 今から思えば、牧歌的な時代の営業でしょうか?

 その「山善」は、以前にTVドラマで、どてらい男(やつ)という根性物
ドラマで、その社長さんは、シナリオのモデルになっていました。1年間
も続いたドラマで、主演は西郷輝彦さんでしたが、「大阪のど根性」をテー
マした、こってりした内容でしたが、当時としてはそこそこ、しっくり来て
いました。

 そのようなTVドラマで、「山善」の基本知識を、我々がで知っていた
ということも、すんなん受け入れる背景を生み出していたと思います。

 以上のことは、20年以上も前の時代のことです。果たして、現在はどの
ように変わってきたでしょうか?私が、急遽、東京に出ることになって、
すっかり縁が薄くなりました。

 当然、「初荷」とも、縁が薄くなりました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
URL http://j-expert.com/ <本人が記事更新中>
<掲示版あり>http://j-expert.cn1.jp/yybbs/yybbs.cgi
i-mode http://j-expert.com/i/ <町田WALKER>
Mail master@j-expert.com <ご意見、ご感想はこちらです>
メールマガジンの登録・解除 
メールマガジンID 0000063930
『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
編集 吉田つとむ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
     まぐまぐ申込   リスト一覧   HPメニューページ