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vol.217 2003年3月17日
吉田つとむはインターネットを武器とする！メールマガジン
http://j-expert.com/
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情報公開のエキスパート＜吉田つとむ＞の週刊メールマガジン vol.217
を発行。当面､週１回刊行。 2003年3月17日
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3）予定と案内。
＜吉田つとむのコメント＞
(1)コメント
住基ネットの個人情報保護
「町田市住民基本台帳ネットワークシステムに係わる個人情報の保護に
関する条例」が、今議会に提案されました。
その条例では、次の事態の発生で、関係者の報告と求めることにし、調
査を出来るとしています。
（１） 委員会での説明では、住民票記載事項が漏えいし、消滅し、もし
くはき損したときやその恐れがあるとき。
（２）住民票記載事項が不正に利用され、又は第三者に提供され手いると
認められるとき。
緊急時の対応では、住民基本台帳ネットワークシステムにおいて、その
安全性を脅かす不正利用を発見したとき、町田市と国の双方の電子計算機
に重大な障害が生じたときは、双方の接続を切断するなどの必要な措置を
講じることが出来るとしています。
その他、そうした事態を町田市情報公開・個人情報審議会（以下、審議
会）の意見を聞くこと、そのことの市民への公表などを決めています。
また、緊急時は、市長が必要な措置を講じて、後に、審議会への報告を
義務付けています。
また、上記の事項で、情報の不正取得者に対することに関して、（１）
市の質問に対して、回答を拒み、若しくは虚偽の回答をし、関係文書類の
提出を拒み、その虚偽の文書を提出した者
（２）当該住民票記載事項の消去、記録された媒体の処分その他必要とす
る措置を命じる命令に従わない者
５万円以下の過料に処するとしました。
質疑では、その罰則では効果があるか、罰則が軽すぎるとの考えはな
かったかなどと質しました。
町田市のように処分を条例で定めた例は、珍しく横浜市や品川区などに
限っている。他は、一般に要綱で定めているに過ぎない。
また、他に国の個人情報保護法案の行方を見守っている自治体もあると
の答弁がありました。
私は、個人情報を取り扱う関係で、この条例では処罰を重くする必要性
を強調して質疑を終えました。
採決では、全員一致で、可決としました。
（２）ニュース
今日は、文教生活常任委員会の１日目の会議がありました。
市の提案の議案は、全員賛成もしくは多数意見で通しました。
請願審査では、一部の地域の通学区域を変更することを求めた請願を賛
成少数で不採択としました。私は、採決では起立せず、反対の立場をとり
ました。
その意味を明らかにする意味で、表決では私は「請願」に反対する立場
から討論をしました。その理由では、「請願者は新1年生の通学区変更を
求めており、その実施は困難である。なぜなら、まもなく通学区の審議会
で結論が出ることになっており、その結論（の決定は出ていないが）では、
その方針が実施されるのは来年度以降の対応となっているので、新1年生
の通学区の請願者の意思を満たすことができない。そこで、請願者には気
の毒ではあるが、この請願には反対せざるを得ない」と述べました。
こうした地域の住民要望に冠する請願への対応は、きわめて厳しいもの
があります。
（３）予定
明日は、文教生活常任委員会の２日目。
教育委員会生涯学習部関係の審査を行います。
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