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                    2003年5月5日vol.239
   吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン 
            http://j-expert.com/
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情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジ vol.239
を発行。当面、週1回刊行。 2003年5月5日
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

吉田つとむのコメント
(1)コメント 
いわゆる「市民派」というものに関しての考え2

 以下は、鹿児島市議会議員 小川みさ子さんのHP掲示板に書き込み
予定の文章です。その掲示板では、後でアップされる形式になっていま
す。今回は、先にこのメルマガで記事にしました。

 以前にどこかで書いた記憶がありますが、議会や議員ができる前から
政党=政治集団は存在しています。言ってみれば、民主主義の制度はこ
の政党が求めたことでした。これは、われわれが学校の歴史で習ったこ
とです。日本にしても、議会開設の政治運動、普通選挙権制定を求める
政治団体の行動が、日本の民主主義の基礎を作ってきたものです。
 そうした際にも、いくつもの考えや潮流が存在しました。個人で活動
する議員も存在しますが、これは、昔も今も共通です。

 通常の議会においても、グループ(会派)が一般的に存在します。そ
れぞれの議員が自分の主張する目的にそれを構成するものですが、会議
を一定のルールで維持しないとそもそも会議の運営が成り立ちません。
会議の運営は、議論をして決めるのですが、ことと次第によってはルー
ルを多数で決定することもあります。しかも、そのルールはその時の多
数派が自分たちの都合よさだけで作るのでなく、一般には「公平さ」を
前提とします。

 議会運営委員会の議論では、会派の利害は背負っていますが、常に
「自分が少数派に転落すること」も前提にした発想をとっています。
言ってみれば、これが民主主義の制度と、他の制度を分かつ重要な分岐
点でもあります。

 そうした結果、議員として選出されると、質問時間は議員個人に応じ
た時間が割り当てられるのが通例です。(一般質問のことです)さらに、
常任委員会ではどの議員も等しく、一つの委員会に属します。(これは、
日本全国同じルールではないでしょうか)

 それでは、その議員を選出する際のルールはどのようなものでしょう
か。政党の公認、推薦、無所属、諸派など、住民にとって、全て自由な
選択が可能です。特に、首都圏では流動的であり、われわれ「自民党」
が絶対的に多数派と言うわけではありません。無所属の議員も多数存在
し、そうした皆さん自身が、議会の内外でグループを構成する状況も散
見します。自民党では、私などは一切の団体推薦を受けない議員もあり、
無所属であっても、企業や団体の推薦を受ける候補もあります。(つま
り、無所属でも、党派化したというべきでしょう)

 ここまで来ると、だれが「市民」を代表するか、特定できない段階に
入ってきます。従来は、政党に属さない議員が一般に「市民派」と呼ば
れていたのでしょうが、今日ではその意味がなくなりました。

 そうした状況下、私は「市民派」と言う存在は、自分自身のことを定
義したがらない人たちのことと考えています。

(2) ニュース
 懸案となっていた、町田市立小中学校の通学区の選択に関する答申が
教育長に提出されました。
町田市立小・中学校選択制度教育長に報告(5/1)
http://www.city.machida.tokyo.jp/new/oshirase/new0501_03.html
 この答申をもとに、来年度より新しい通学区の制度が導入されます。
 なお、議会には成瀬地区の一部で、本年度から通学区の変更を求める
請願が出ていましたが、この提案を見越して、不採択と言う判断をく
だしています。
 担当は、文教社会生活常任委員会で、私の上記の状況を踏まえ、その
請願に反対討論を行いました。

(3)予定と案内。
 議会は、本会議の開催予定がしばらくありません。この間は、委員会
の視察が順次行われますが、既報のように5月7−9日の間は、議会運
営委員会の視察となっています。翌週は常任委員会の視察日程がはいり
ます。

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編集 吉田つとむ
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