2003年6月22日 vol.260
  吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン 
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情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジ vol.260
を発行。当面、週1回刊行。 2003年6月22日
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

吉田つとむのコメント
(1)コメント 
「日本一の友情」と市町村合併

 この入善町は、将来、市町村合併を控えた町です。1市3町で合併協議
会がすでに作られています。

 それでは、「日本一の友情」のエッセー募集の将来はどうなるか、おそ
らく市町村合併の中にこそ、「日本一の友情」は受け継がれていくと思い
ます。

入善町HPをご覧ください。
http://www.town.nyuzen.toyama.jp/

地方議会の現状

 地方議会の現状について、大勢の人に誤解があるようですので、この際
ここで説明いたします。

 地方議会の質問では、一般に代表質問と個人質問があります。
 自治体議会において、大きな自治体を除いて、個人質問のみの議会が大
半でしょう。町田市議会も、一般質問のみを行っています。

 そうした個人質問と答弁では、複数の回数でやり取りしています。
当市では、その質問回数に制限がありません。4度も、5度も質問する議
員も幾人もいますし、もっと何回も質問を続ける場合もあります。

 そうしたやり取りを、速記者はその会議の発言を全て速記します。その
後、それを会議録の文字にしていきますが、製本まで2カ月近くかかって
いるのが現状です。

 その間に、速記者が書いたものを職員が校正するという作業を行います。
この点を一般には、なかなか理解してもらえないものでしょう。ですが、
正確な記録は、こうしてつくられていきます。

 本来は、この間に議員自身が、一字一句が間違っていないか、調べるの
が正しい方法でしょう。現実に、議会では全文議事録に署名録議員が、本
会議の開催日ごとに2名づつ指名されます。

 こうした作業が済んだ段階で、インターネット掲載の外注先に、データ
が送られます。結果的に、アップロードまでに2カ月もかかるということ
が、発生することになります。

 その点、議会のTV放映を行えば、即時性の問題が瞬時になりますし、
録画があればもっと情報提供の手段が広がるでしょう。

 速記に関して、国会では自前の速記職員が多数存在しており、翌日には
速記録が作成されていました。(20年前に、私が秘書をしていた時代)
そうした国会と地方議会では、まったく状況が異なっています。

 地方議会では、なかなかそうした余裕がありません。常に限られた人材
と予算を見比べながら、議会議事録を作成していきます。

(2)ニュース
市報の編集感覚と議会

 2003年6月21日の「広報まちだ」が配布されました。

 トップニュースは、市政施行45周年 記念式典が行われました、という
記事となっています。

 そのトップ写真を見ると、寺田市長が中央演壇で挨拶しており、その左
後方には、牧田助役、加島助役が並んでイスに座っています。前列は、市
長のイスがある部分までで意図的にカットしています。

 さらに、この写真の右側には近隣の市長が3名並び、その隣には地元の伊
藤代議士が写っています。その後方部には、都議会議員が写っています。

 寺田市長は、「市長と市議会議長は、車の両輪」と常々話していますが、
この写真では見事に市議会議長がカットされたトリミングとなっています。

 写真の中央を、わざわざ市議会議長席の反対方向にづらし、代議士や都
議会議員を写したかったようにしか思えません.

 こうした感覚は、この「広報まちだ」の編集を担当する企画部長の判断
領域なのか、それとも市長自身の考えなのか、聞いてみないといけないと
思っています。

市報の文面と市議会

 次に、記事の内容について触れましょう。

 記事では、町田市民フォーラムにおいて、町田市制45周年記念式典が開
催されたことがまず文頭にあります。

 次に、「式典には寺田市長、両助役を始め、地元選出の国会議員、都議
会議員、市議会議員や、近隣市長、市内官公庁、市内の関係団体など約150
人が出席しました。」と記しています。

 この記事の意図は、町田市制50周年は市政の50周年であり、市議会は添
え物以下の存在というものに見えてきます。

 これは、市議会議員のひがみというものでしょうか、それとも行政の議
会軽視のスタンスでしょうか。

(3)予定と案内。
 6月23日は、議会運営委員会が行われます。
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編集 吉田つとむ
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