2003年8月4日 vol.279
  吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン 
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情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジ vol.279
を発行。当面、週1回刊行。 2003年8月4日
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

吉田つとむのコメント
(1)コメント 
大玉村の電子投票選挙の結果

 定数16名の福島県大玉村の電子投票選挙は、2,003年8月3日に行われ
ました。立候補者が17名で、1名のみが落選と言うある意味では厳しい
選挙でした。

 今回の選挙では、私が到着したのが投票日であったため、実際の選挙戦
は見学できませんでした。あくまで、電子投票とその開票作業の状況のみ
でした。

 村民の政治意識は高く、前回では90%に近い人が投票したとのことで
した。今回は電子投票の導入と言うことで、その投票率の高さが注目まし
たが、その低下を留めることができず、前回の89.49%から83.44%と大幅
に投票率を下げた結果に終わりました。

 少なくとも、電子投票で投票率を上げるということには、つながらない
ことが明らかでした。

 当日の投票を除いて、不在者投票で行われましたが、開票では合算して
発表されました。
投票総数 5,538票
有効投票 5,507票
按分票    0票
無効票    0票
電子白票   6票(投票せずに終了するを選択)
持ち帰り   0票

こうして、順次得票が多い候補者から、順に氏名と得票数が発表されました。
先にも書いたとおり、落選者は1名であったので、最後に発表された候補者
がその落選者でした。最高位の得票者が485票、最下位当選者が213票、落選
者は151票でした。開票では、淡々と進んだ光景が、われわれが見学した開
票所の別室にモニターで映し出されました。一般の有権者、外部からの視察
者は、会場が狭いとのことで、投票会場には入れませんでした。その別室に
は、映像のほか、スピーカーで音声が入ってきましたが、マイクが不良の
ようで、極めて聞き取りが悪い状況でした。せっかくの設定でしたが、われ
われには、不十分な印象を残しました。

 今回の選挙では、これまでの大半の電子投票選挙で導入された、投票機ご
とにデータを保存する方式でしたが、その記録の際には暗号化がされていた
ため、開票集計にあったっては、その暗号変換が事前に必要とのことでした。
なお、この方式(スタンドアローン)で、なぜ暗号化が必要かの説明があり
ませんでした。

(2)ニュース
 上記のように、福島県大玉村の電子投票選挙は、無事終了しました。予定
の時間は、不在者投票分の開票まで含めて、全部で1時間でしたが、その時間
内で完全に終了しました。

 その他のトラブルでも、その説明が明白でした。

(3)予定と案内
 今週は、インターン生の研修が続き、3回を予定しています。先輩訪問。
取材、質問つくりの準備など、多面の日程を予定しています。
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編集 吉田つとむ
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