2003年12月3日 vol.337
    吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン 
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    情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジンvol.337
    を発行。当面、週1回刊行。 2003年12月3日
    内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

    (1)コメント、
    熱のこもった審議について、わたしの解釈とその説明 

     この内容は、「まちだの福祉のかいらんばん」のサイトの掲示板「町田の
    福祉の井戸端会議にわたしが投稿したものです。
    参考<http://homepage1.nifty.com/machisaren/>

    投稿者:吉田 つとむ(町田市議)  投稿日:12月 3日(水)10時08分27秒
    ーーーー以下、本文ーーーーーーーーー
     天野さん おはようございます。

    熱のこもった審議が必要だと、わたし自身が申し上げました。これは議会の
    基本です。しかし、国(国会)や都知事(議会)への意見書提出を求める請
    願の場合は、その審議の過程がやや異なってくるのが現実です。つまり、そ
    の種の請願の取扱は、委員会に付託せず、定例会の途中(町田市議会の場合
    は、議案質疑日と呼ぶ)で採決が行われるために、「即決請願」と名づけら
    れています。

    採択された「意見書を求める請願」は、その趣旨に基づく議員提出議案の意
    見書が、その請願に賛成した会派議員によって作成されています。このこと
    は、天野さんが意見書作成に関して説明されている通りです。

     そのため現実には、その以前に会派に所属する議員は、議案質疑日にはそ
    の対応をほぼ決定しているのが通常です。まずは、請願の紹介議員がどのく
    らい会派でそろうかが、その請願成立の分水嶺となります。つまり、全会派
    の代表者が請願提出に全員署名をしておれば、それは実質的に全会一致採択
    の請願とみなしても良いものです。すなわち、そのような時に会議での議論
    は存在しないことになります。なぜなら、この種の即決請願は、(提案者が
    会議の中に存在せず=傍聴席で経過を見つめる立場です)質疑を行う機会が
    無く、議員にとって可能なのは賛否を表明する「討論」のみとなります。

     そこで、全会派の代表が請願提出の署名をした請願では、議員が演壇で自
    分の賛否を述べ、他の議員に賛同を求めることは、議論としての意味が無い
    ものと考えられます。あえてその種のケースがあるとすれば、その請願には
    賛同できない部分があるが、反対するわけにはいかないと言う内容の請願の
    時に、討論で自己の主張を行うのが通常のケースです。

     それでは、議論の場が無いではないか、との意見も考えられますが、これ
    はあくまで、その請願趣旨が全会派一致(ほぼ全議員が賛同)のケースの場
    合を表わしました。見解が微妙にわかれるケースや、賛否が伯仲する請願の
    場合は、壇上で賛否両論の討論が行われるのが、議会議論の本来の役割だろ
    うと考えます。

     繰り返しになりますが、(ほぼ)全員が賛同する即決請願の表決に際して、
    本会議で討論を行うのは議員のパフォーマンスとみなされています。もとよ
    り、こうした議員の演説が本会議で拒否されているかと言えば、それは一切
    なく、すべて自由に討論の発言できるのが、議会の本質だと解釈しています。

     以上の見解は、わたしの私的な解釈に過ぎません。こうした見解に対する、
    疑問やご意見をいただければ幸いです。

    参考資料:
     (注)上記の意見は、「心身障害者(児)通所訓練等事業の補助率見直し
    案」について、一方的な実施をおこなわず、支援費制度の基盤整備充実の観点
    から、小規模通所授産施設ならびに一般法定施設への移行促進策の充実を図っ
    てください。また、関連制度・施策の今後のあり方について、区市町村や民間
    団体を含めた協議の場を設置してください。」という請願(まだ、正式には、
    受付を確認していない段階)に関して、その議会審議の一般論を述べたもので
    す。

     そのサイトでは、自分の意見自体は別の形で述べていました。
     上記のサイトをご参照ください。

    (2)ニュース、
    一般質問発言者リスト 

     今期の12月議会で、一般質問を申し出た議員は下記の通りです。

     ただし、この記のリストは本日の段階で議長に届けられているもので、最終
    的には12月4日に、議長案がその日程とあわせて、議会運営委員会に提示され
    ます。

     質問者は、総勢29名で4日間にわたって質問します。質問は、答弁とあわせ
    て往復1時間です。
     慣例の日程では全体を同じ人数にわけ、初日を多くしています。従来の人数
    計算からすると、初日8名、次の日から7名づつとなるのが通常です。
     
    1番 宮坂 けい子 公明党
    2番 佐藤 洋子 日本共産党
    3番 殿村 健一 日本共産党
    4番 浅見 美子 公明党
    5番 田中 修一 社民ネット
    6番 中山 勝子 市民派クラブ
    7番 吉田 つとむ 自由民主党
    8番 渋谷 武己 新世紀・自民
    9番 藤田 学 新世紀・自民
    10番 佐々木 智子 日本共産党
    11番 今村 路加 社民ネット
    12番 高嶋 均 日本共産党
    13番 上野 孝典 公明党
    14番 友井 和彦 市民派クラブ
    15番 黒木 一文 新世紀・自民
    16番 熊沢 あやり 自由民主党
    17番 大西 宣也 市民派クラブ
    18番 石井 恵子 社民ネット
    19番 大塚 信彰 自由民主党
    20番 智田 伸也 社民ネット
    21番 井上 正行 市民派クラブ
    22番 伊藤 泰人 社民ネット
    23番 川畑 一隆 公明党
    24番 新井 克尚 市民派クラブ
    25番 若林 章喜 新世紀・自民
    26番 川島 龍子 社民ネット
    27番 細野 龍子 日本共産党
    28番 佐藤 伸一郎 新世紀・自民
    29番 古宮 杜司男 市民派クラブ
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    議 長 長村 敏明 自由民主党
    副議長 佐藤 常雄 公明党

    (3)予定と案内。
     明日、午後1時より、町田市議会12月定例会が開催されます。
     なお、午前10時より、議会運営委員会を開催致します。
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