2003年12月30日 vol.349
    
吉田つとむはインターネットを武器とする！メールマガジン　
    
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情報公開のエキスパート＜吉田つとむ＞の週刊メールマガジンvol.349
    
を発行。当面、週１回刊行。 2003年12月30日
    
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3）予定と案内。
    

    
(1)コメント、
    
　「請願第30号に反対」の反響を通じて考える「請願権」
    

    
　この請願では、学童の通学に危険なので、その通学路にガードレール
    
を設置してほしいというものです。その文章のみを読むと、こうした請
    
願に反対するなど、通常では、あるはずもなかろうと言うものです。
    

    
　行政の執行には、陳情と言う方法で住民要望が伝えられるのが一般的
    
です。この方法は、「要望」という名称のものでも同様ですが、役所は
    
、陳情と言う言葉を好むようです。それが、なぜ請願と言う方法で、議
    
会を経ないといけないのか、そのことが疑問の人も多いでしょう。
    

    
　請願は、憲法に保障された国民の権利です。
    

    
　では、思うに憲法はなぜ「請願権」を保障したか、このように考える
    
視点はどうでしょうか。
    

    
　これは、なかなか行政は住民の状況を省みない、住民の声をと言うも
    
のが、なかなか行政に伝わらない、それを議会と言う、「公の場」で議
    
論することによって、「ことを打開しよう」と言う考えが、根本にある
    
のではないか、わたしは請願権を憲法で保障する基本ではないか。この
    
ように考えています。
    

    
　一般に、請願には重みがあるといわれていますが、現実には、その請
    
願というのは、議員一人の紹介があれば、一人でも提出できます。現実
    
にそうした請願もあります。また、逆に町内会や自治会が回覧で回して
    
来るものもあります。
    

    
　議会では、提出された請願は、どれも等しく扱います。もちろん、議
    
会には、その署名数も発表されるので、それを審査する議員は、その署
    
名数を無視するということはありえないと思いますが、基本はその中身
    
です。
    

    
　議員にとってみれば、内容は批判するべき点がまったく無いが、果た
    
してその実効性はどうか、そのように自問自答するケースに相当する請
    
願の例があります。そのような時、もっとも悩むことがあります。
    

    
　あるいは、その必要性は理解できても、他との比較でどうあるべきか、
    
もっと、他に必要性が高いものがある。それをさておいて、その請願事
    
項で言うところのものを先に実現されるべきか、そのことが判断に迷い
    
がおきるときもあります。
    

    
　時として、自分はあえて少数意見を述べておかないと、その立場を表
    
明しておかないと、自分に納得できないと考える時があります。
    

    
　今回のガードレール設置を求める請願は、そうしたものの一つであっ
    
たでしょう。
    

    
(2)ニュース、
    
　イラク債権を大幅放棄　小泉総理が表明
    

    
　他の諸国に足並みをそろえるということで、日本はイラクへの債権
    
約７０億ドルの大半を放棄するとのことです。
    

    
　イラクへの支援金５０億ドルも別途にあり、これでは湾岸戦争当時
    
以上の財政負担になります。
    

    
　わたしはイラクへの自衛隊派遣は早期に行うべきだと考え、市議会の
    
イラク派兵反対請願にも反対の討論までしましたが、こうした無制限に
    
財政負担をする小泉総理には、感心できません。このような大判振舞い
    
の総理では、いずれその「ツケ」を日本は負うことになります。
    

    
　今は、まだまだ支持が高い小泉総理ですが、いずれ大判振舞いの性格
    
が、国民の離反を招くことになるでしょう。自民党は、もうそろそろ、
    
総理の人気で、議員の議席を確保する手段は見直さないと、これから選
    
挙を行う候補者が大変な目にあうことでしょう。国政の皆さんは同罪で
    
あってその当落は自己責任ですが、地方議員や首長候補はそうしたため
    
に、批判を浴びるわけですので、これからが大変です。
    

    
(3）予定と案内。
    
　町田市のゴミ収集日程
    

    
　町田市のゴミ収集は、本日で終了し、１月５日（月）から開始します。
    
月･水・金の収集エリアは、その５日に開始し、火・木・土の収集エリア
    
は、１月６（火）の収集となります。
    

    
　ゴミの収集事業では、もっともその量が多い時期になります。
    

    
　今日は年内収集の最終日に当たりますが、皆さんが忙しく、仕事をして
    
いる、南リレーセンターを訪問しました。
    
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