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              2004年6月08日 vol.417
    吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン 
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    情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジンvol.418
    を発行。当面、週1回刊行。 2004年6月08日

    内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

    (1)コメント
    政治家の態度を知らない人の誤解について

     おなじみの笹山登生氏のHP掲示板に書き込んだ記事の転載です。
    http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

     国会で審議された著作権法改正案(レコード輸入権問題)の採決に関して、
    採決前に退場した議員をその所属会派が処分をするという「デマ」が流れ、
    その会派(政党)に対して、処分が無いように頼もうという、政党・会派の
    実態を誤解し動きが、ネット界にありました。それは、政治家についてその実
    態を知らない人々の誤解というものであることを下記に示しました。

    ●6953 政治家の態度を知らない人の誤解について 吉田つとむ(町田市議)
    104/06/08(Tue) 18:50:02

     笹山さん こんにちは また、笹山さんの掲示板を少しお借りいたします。

     著作権法改正案(レコード輸入権問題)の問題に関して、政治家の議論をあ
    まり知らない人は、政党・会派の中では、議会の採決を必ず同じくし、それを
    しないと処分されると誤解する場合があります。政党・会派では、議案の採決
    に当たって賛否を決定する党議拘束の手続きを取ることはあっても、最後は政
    治家個人の判断が優先されます。少なくとも、自由民主党と民主党においては、
    そうしたプロセスがいくつも見られます。

     具体的な事例を下記に示しましょう。例えば、自民党内ではイラクへの自衛
    隊派遣の法案をめぐって、議場を退席した議員がありました。同様に、議場に
    入り損ねたと称する内閣の重要メンバーもありましたが、そのことで処分をさ
    れたとは聞いていません。また、民主党では、衆議院で年金改正法案の採決に
    関してその会議を欠席した人が処分をされるどころか、代表に就任する直前ま
    でいきました。(その方は、別件でその就任を辞退されました)

     さらに、政治家本人にとって、その当該の議案賛否が重要であるのであれば、
    所属政党・会派の中で自分の信念を貫いた態度をとればよいことです。つまり、
    自分側の意見に全部の議員の考えを変えるのが、政治家本来が行なうべき行動
    です。それをやらないで、全体と反対の意思を表明しておきながら、採決の場
    からは退場するのは、基本的にパフォーマンスです。

     また、臓器移植法案の採決の際には、会派拘束のやり方が適用されなかった
    と記憶しています。政治家が、今回の著作権法改正案(レコード輸入権問題)
    の中身が真に重要と考えるのであれば、なにも多数の意見に縛られることない
    のであり、会派拘束議案の対象からはずす方針を示すことも十分可能だったは
    ずです。

     少なくとも私達、地方議会の議員の中では、そうした取組みを毎回行なって
    います。その結果、見解があわないことも幾度かあり、同じ会派でも、議員の
    自由意志が尊重され、賛否が異なる判断をとるケースもあります。要は、政治
    家の態度と言うものは、どの場合も「自己決定」であるということです。

    (2)ニュース、
    6月議会が始まる

     6月定例議会が、6月7日から始まりました。

     昨日は、午後1時から定例会が開始され、市長から議案が提出されました。4
    件ほどの市長専決案件を認定しました。他は、16日に本会議質疑し、委員会に
    付託します。

    (3)予定と案内。
     議会の一般質問

     一般質問の初日は、6月10日から。連日、7名の議員が質問を行ないます。
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