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吉田つとむはインターネットを武器とする! メールマガジンvol.760
情報公開のエキスパート・自由民主党町田総支部財務委員長・発行2007年9月9日
週2回刊行する。
内容は、(1)コメント、(2)ニュース、
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(1)コメント、
「貧者の一灯」に通じる精神

 前日の書き込みは、小林温参議院議員の辞職表明に関するものだった。その文中に、
私は「公職選挙法の本来の考え方は、議員・予定候補者による日ごろの政治活動成果で
もって有権者の審判を得るということだろう。」と書いた。

 その意味は、公職選挙法はそれぞれに厳しくその選挙運動に期間や活動内容、あるい
はその規模・金銭支出額に関して定めている。その精神は、選挙を立候補者に公平にさ
せようと言うことである。しかし、それでは有名人の候補者に有利であり、強大な組織
をバックにする候補者に有利であり、あるいは時に流れに沿った候補者が有利になるこ
とは必定である。すなわち、努力の入り込む隙間がないのである。

 それを可能にしているのが、政治活動の自由と言う考え方ではなかろうか。つまり、
「選挙(の日程等)に関係なく、日ごろから無心な心で政治活動に取り組み、汗をかく
ことに専念しておけば、有権者はその姿勢を評価するかも知れない」と言う期待を持た
せるのが、一つの考え方である。

 「貧者の一灯」に通じる精神が政治と選挙の世界にはあると考え、ひたすらそれに
向かっている。

<以下、前日(9月4日掲示板記事)の記事内容>
神奈川県で自民党 小林温参議院議員、辞職表明

 自由民主党公認で今回の参院選(神奈川選挙区)で2期目当選した小林温議員は、
本日、自分の選挙で運動員買収があったとして、辞職表明をした。メディアなどからは、
選挙後の本格的な国会の論戦を前にしての決断とみなされている。

 公設秘書(出納責任者)や県連職員が公職選挙法違反(日当買収)の罪で起訴されて
おり、連座が問われる以前の段階での議員辞職になる。小林参議院議員の辞職により、
公職選挙法の規定(選挙から3ヶ月以内)で次点だった公明党の松あきら・前参院議員
が繰り上げ当選する。

 記者会見を一部TVで見たが、苦渋の決断と言う様子がうかがえた。

 いずれにしても、こうした資金支出が認められるわけは無く、その議員自身が責を負う
事は致し方ない。だとするならば、自前でボランティアを育てるか、党員に全てを頼るか
しない限り、選挙を戦うことはできないのである。

 公職選挙法の本来の考え方は、議員・予定候補者による日ごろの政治活動成果でもって
有権者の審判を得るということだろう。

 小林温参議院議員の記者会見に関する新聞記事(東京新聞 2007年9月5日 朝刊 事件
核心言葉濁す 小林温議員辞職 『裁判が…』1カ月後の弁明)では、秘書や党事務局員の
起訴に関して「無実と思っている」としている。他方で、公設秘書の会計責任者等も、
容疑を否認したままとの報道である。

 この観点に立てば、議員当人が辞職をする根拠がないが、この間に、議員本人が表に出て
こなかったこととあわせ、他に別の事情があったとメディアにも見られている。

(2)ニュース
民主党の「次の内閣」の新メンバーが決まる(掲示板記事転載のため、旧聞になりました)

 民主党の「次の内閣」(=シャドーキャビネット(影の内閣))の新メンバーが発表され
た。もちろん、首相は小沢一郎代表で、党の役職者とほぼ同じメンバーがそろい、合意形成
をスムーズにし参議院への法案提起を想定した陣容になっている。

 参議院では民主党が多数派となり、人事でも自民党・公明党と対決する対応をして、
委員会の主要ポストを優先してしめる方針を打ち出している。さらには公約との関連で法案
提起を参議院で先議する方針も示している。

 自民党の多くの大臣は政治資金使途問題でその弁明にあわただしい点、果たしてこれから
の国会論戦が注目される。

 この際、民主党の政策立案能力がどのようなものか、じっくりと見定める必要があろう。
自民党はとにかく敵役ばかりをしていることになる。  
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