本文へスキップ

若者育成の街・交通文化都市

詳細版:吉田つとむの政治 発言・行動Political remarks / actions

政治家と選挙について レジュメ(5)政治家の活動  選挙運動

10 9 8 7 6 5  3 2 1-2 1 見出し
次の視点から、政治家と選挙について考案した内容を記した。
・市民からはどういう人が議員として望まれるのか。選ばれるのか。
・連続当選するためにはどのような思考、スタンス、活動が必要であるか。
 以下の項目で、考察する。


 ボランティア活動である安全協会の人たちが集う安全協会に立ち寄りました。この方々は、選挙には公正の立場で、不偏不党が特徴

 5)政治家の活動  選挙運動
  *政治家は選挙体制をどのように構築するか

選挙が始まる前の準備や打つべき布石
 ブームで当選することが度々ある選挙(国政選挙や都議選挙)を除いて、選挙に臨む人は、当選に向けて、様々の準備を必要とする。
 通常、地盤、看板、鞄と言う3バンが必要だと言われるが、そのうちの一つくらいは欠いても十分戦えるのが地方選挙の特徴である、というのが私説である。
 地盤と言うのは、公認する政党の力量あるいは、後援会の強弱である。
 看板と言うのは、学歴や経歴の総称であり、家柄と言うものも相当し、いわば自分自身に関することと言える。  する。
 鞄と言うのは、資金のことであり、潤沢な資金を確保することは政治家の力量の一部である。
 立候補しようと考えるものは、その地盤、看板、鞄と言う3バンをいかにバランスよく配置していくかということに尽きる。

選挙に必要な重要課題
 地盤、看板、鞄と言う3バンを活かすこと
 地盤とは、「強固な縁のネットワーク」というものである。
地域で議員が必要とされる環境、
自身や家族の関係の広がり(学校)で議員の誕生や存在が必要とされる環境
自身がかかわる団体や組織、グループで議員の存在が期待される環境
 看板とは、人を引き付ける学歴が最も重要である。とりわけ、地域の名門出身(高校等)は最重要事項である。例えば、地域で名の知れている進学校の場合は自然と、「優秀である」というような、住民の固定観念が形成されている場合が多いからである。
 また、都心などでは六大学などは一般的であり、欧米の名門大、資格者も見られる。
 次いで、経歴は、その当該地域に縁がどの程度あるかによる。旧来の表現で言う企業城下街の場合はそれが勝る。
 鞄(資金)は、まず広報宣伝分野への支出が肝要であり、スタッフを採用する場合はその人件費、活動費に充てられる。
 ベテラン議員になると、冠婚葬祭や行事参加の会費出費を惜しむ人材は選挙で苦労する。

選挙運動が始まる
 選挙に臨むと、いかに候補者が(より有能であるかを)徹底して売り込めるかが重要になる。
 すなわち、本人がより活動的であることが最重要であり、
 候補者の売り込みを効率的に行うために、事務長の存在が肝要である。
 選挙の立候補の届け出が終われば、おおよそその当選確実の見込みが立つくらいの選挙を心がけるべきである。
 とりわけ、ベテラン議員は政党の公認決定の段階で当選確実の見込みが必要である。
 新人の場合は、投票箱のふたがしまるまで全力を発揮して、その当落が決まるのが一般的である。

選挙事務所について
 選挙事務所を設置するのは、選挙を効率的行う目的が第一となっている。
 それを置かない選挙もあるが、何事も本人が対応することになり、選挙にネットを多用する時代の選挙では、非効率とならざるを得なくなる。


選挙運動の資金の多寡について
 国政選挙などでは時代と共に選挙運動の期間が短くなり、また、選挙運動が村選挙から転換してきており、選挙期間中の出費は縮減する傾向になっている。
 他方で、ブームで当選する以外の候補者、議員は、選挙戦に入るまでに、その活動を精力的に行っており、どこまで情報戦を戦い抜けば勝利できるかの方程式は見出されていないと断言できる。

選挙運動の人の結集について
 選挙はあくまで人が投票するシステムにされており、その人はその自由意思で被選挙人を選ぶ制度になっている。つまり、究極的には、候補者の魅力を売ろうとするのが選挙運動である。
 と言うことは、本人の存在が見えなくても、選挙運動の体制(後援会組織の運動本部)が充実した活動成果を上げれば、「当選」と言う成果を生み出せると言える。その実例はいくつもあげられる。


体制が整わないのは、人的能力が欠けているから
 選挙時期は衆議院選挙を除いて、その任期によってあらかじめ定められており、選挙の落選者が「時間が無かった」と称しているのは、嘘か間違いである。
 要するに、選挙に勝つ準備ができていない、その体制を構築する人材を配置しなかった、周りを固めることができなかったというのが実情である。
 政治家は、ベテランになるほど、必要な時に人が集まり、円滑な選挙運動ができるように、常に人に対して心配りができる対応を身に着ける必要がある。

 インターン生の通常研修日程を終え、政治家と選挙 レジュメ5を講義

皆から推されて勝つのが王道の選挙
 あるべき政治家の姿は、選挙に出てほしいと人から言われる、組織や団体、政党から声がかかるのがもっとも望ましい姿であろう。
 とはいえ、政治家は挑戦する精神を常に持ち合わせて、それを周りに発散し、人に夢を提供する人材の方を選択するのかもしれない。

 続き6 

詳細top⇒