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若者育成の街・交通文化都市

詳細版:吉田つとむの政治 発言・行動Political remarks / actions

政治家と選挙について レジュメ(7)政治家はまず勉強する

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次の視点から、政治家と選挙について考案した内容を記した。
・市民からはどういう人が議員として望まれるのか。選ばれるのか。
・連続当選するためにはどのような思考、スタンス、活動が必要であるか。
 以下の項目で、考察する。


 ピアノコンサートを何度も主催(クトロバッツ兄弟ーウイーン国立音楽大教授)
 


7)政治家はまず勉強する
  *政治問題の掘り下げ
  *自分で解決案を考案する

最初の選挙は「頑張ります」で当選する候補者もいる
 地方選挙では、毎回のように突然立候補した人物が当選している。当該自治体の固有の課題を問題にせず、一般的なスローガン、あるいは時流の問題を政策風に並べただけで当選することを否定できない。
 そうしたスローガンを言い立て、録音媒体にキャッチフレーズを吹き込み、選挙カーのスピーカーから流しただけで当選する例もある。
 それがあなたであれば実にめでたいことである。選挙運動を真面目に戦う、公明党、あるいは共産党などの組織候補からうらやましがられることであろう。
 それだけ、あなたが運に恵まれているのであれば、選挙の分析や講釈は不要である。
試しに、人に対して、「頑張ります」と訴えて選挙をやってみれば、結果で語れば済むことである。
とは言え、良き結果が出ない時は、全て当事者の責任であることを承知すべきである。

 日本青年館は、超党派政治家が集う清渓セミナーの拠点。研修体制が備わっている。

駅に立っていただけで初当選する人もいる
 同様に、選挙期間中に、駅に立ち、手を振っていただけで当選する人物もいる。これも、前項と同じであり、自信がある人物があれば、手を振っただけの選挙を実行してみれば良いわけである。
とは言え、これも前項と同じで、良き結果が出ない時は、全て当事者の責任であることを承知すべきである。

明らかなことだが、選挙に当選して終わりでは無い
 わずか1週間の選挙運動で当選しても、地方議員の場合は次の選挙は4年後であり、また、3年10ケ月をのんびり過ごして、残りの2ヶ月を要領よく選挙戦をこなして再選する人物がいるかも知れないのである。例えば、ブームの政党に乗り換えて選挙を戦える議員候補者もいるだろう。しかし、そうした芸当ができるのは得意まれなる才能であって、ただただ、コツコツと活動を積み重ねるしかできない議員候補者は、遊んで、手を抜いて選挙をやり抜く議員候補者に正面から争うべきではない。そうした取り組みより、前回の選挙より上回る、自分自身との戦いを続けることのみである。コツコツしか能がない議員候補者は、見栄を張らず、ただただ自己研鑽を密かに行う以外に無いと思うべしである。

 街中、人がいるところを廻るのは政治家の基本

政治家は、3回当選してから中身を語るべし
 議員の任期は4年、その役職はその半分(つまり2年間)であり、一定数の議員がいる都市は、3−4の常任委員会を持っている。ちなみに、町田市は4常任委員会を持つ。
各常任委員会で議案や請願の審査に巡り合うには、8年を要するわけである。
 それで、3期目以降に経験を活かして、自分の論陣を張ることになる。期数を数えるごとにてそのテクニックが増していく。
 つまり、一般的に人の役に立てるのは、3回以上当選してからである。

議会は意地悪であり、ベテランに都合の良いルールを作っている
 議会に限らないことではあるが、それぞれの組織にはルールや規範がある。ものによっては非常識なしきたりがあるかもしれないは、それを踏み外すと、しっぺ返しがあり、それが強烈なものである場合は、スキャンダルに仕立て上げられる場合もある。
 そうしたリスクを回避するためにも、当選後には議会内の「会派」に入り、防衛策を講じるのが一般的である。通常は、それで大半の危機は回避できるものだが、自民党の場合はそうはいかない。経験的に言うと、百戦錬磨の議員が多数おり、内部的には反則技にもたけた人物があり、足元をすくわれることが少なからずあり、それにお付き合いをするだけでも気苦労を重ねることになる。
修行と理解するしかないだろう。 

 年に1度の清渓セミナーの講師をメインに記念写真
 ユーグレナ代表取締役 出雲 充さん(吉田つとむインターンシップ第1期生の一人)

政治家は基礎を学び、状況を適応した解決策を提示できる存在
 公明党や共産党のような政党では、その内部でトレーニングを重ねた人物が候補者に指名されることで、大きく目標を外すことはまれである。
 自民党の場合はその支持層に地域的な課題を検討させる宿題を課され、ある程度の基礎教育が施される見なすことができる。これらの政党所属議員は、当初は「雑巾がけ」からスタートし、期数を重ねることで人物が向上することが特徴である。

 旧民主党系の場合、労組のお抱えになることで問題対処法を学ぶことができる。党内で「雑巾がけ」をするだけの体制がなく、尊大な人物に転化する例が多々出る。

 その他の新興政党では、それよりも物事に貪欲であるか、前のめりである人物が選抜され、足元が十分に形成されていないことが多々あると言える。往々にして、経歴書と面接対応能力で優れるが、自信過剰でスキャンダラスな事件を起こし、政治生命を終えることがある。

 政党に属さない人物は、自身でアンテナを張って、状況に適用した物事の解決策を学ぶことになる。自己責任の世界に身を置く覚悟を持つことが基本とされる。当然、党独特の慣習など、党のルールに拘束される必要はないことは言うまでもない。その分、独善的な対応をする人物が多々ある。

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