2011.07.13 小宮 春菜 インターンレポート
           町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第6回:インターンシップの概要> 
         第28期研修生 小宮春菜 国際基督教大学(ICU)3年

<概要>

・ 啓明学園VS早実 高校野球観戦(早実勝利)
・ 小川高校にて在校生との交流
・ 印刷会社での支払い
・ 吉田議員のお知り合いの酒屋さんへの訪問
・ 成瀬の公園問題点改善のための場への参加


1. 怒れる吉田議員
 
 今日初めて、怒れる吉田議員を拝見した。いつも温厚な吉田議員しか拝見したことがなかったが、今日、初めて吉田議員は激しい口調で憤慨していた。

 吉田議員は、まったく理不尽な理由で下水道処理場の内部を公開しない下水道の役人と戦っているという。処理場から出される焼却灰から放射性物質が出されているという問題があるのだ。吉田議員は日ごろ「目の前にある明らかな問題」である放射能問題に熱心に取り組まれている上、情報公開クリアリングハウスにも長い間会員になっている。そんな立場であるのだから、放射能問題が絡んでいるうえに、内部の情報をまったく見せようとしない下水道処理場の問題に並々ならぬ熱意を持たれて取り組まれているのは当然なのだろう。その熱意のため、吉田議員は先日東北へ視察にも行かれていたのだ。

 また、吉田議員は、こんなことをおっしゃっていた。「政治家に国民は強く、だが役人には国民は弱く、だけれども政治家は役人に強い」。国民が、役人管轄のこの下水処理場の問題に口を出すことはたやすいことではないのだろう。政治家である吉田議員さえも、内部にはいらせないのだから。そのため、大勢の町田市民のためにも、吉田議員は役人につよい政治家の一人として、怒りも見せるほど真剣にこの問題に取り組まれるのだろう。

 にこにこして、いい顔しているだけじゃ、議員は務まらない。嫌われるくらいに自分の意見を強く主張する根性がないといけない。政治家の辛さの一端を知った気がした。

2. 酒屋さんで感じたこと
 
 全てが一気に揃う、大規模スーパーなどで簡単に欲しいものをそろえてしまうことは楽だ。特に誰とも交流することなく、そのためわずらわしさを感じることもなく、欲しいものが手に入る。大規模ならではで、びっくりするほどの安価で商品が手に入ることもある。そんな楽さのために、私もほとんど大規模な店で一気に色々なものを購入してしまう。個人経営のこじんまりした、昔ならでは、といった風情のお店の行きつけを私個人でもったことなどなかったのだ。
 
 だけれど今回、吉田議員の「いきつけの店」の酒屋さんでの、人情味溢れるふれあいを見ていて、とても心が温かくなった。お客さんにぺこぺこする店、無表情で買い物をする客、という構図はまるでなくて、両方が対等で、楽しそうに会話をたのしんでいた。お客さんの方が、「あんたは店あけらんなくて買い物なんかいけないだろうから」といって、店の奥さんに買い物していた野菜をあげたりしていた。吉田議員にも「あら吉田さん」といってみなさんニコニコしていた。本当にアットホームな雰囲気だった。
 
 何を買うか、という行動は、選挙の一票のようなものだ、ということを聞いたことがある。私たち消費者一人一人が、何にどれだけお金を使うか、ということが、世の中のあり方に大きく影響を与えるのだという。

 私は個人的には、小規模で人情味溢れるお店をつぶさないように、これからもずっと残していけるようにお金を使いたい。そして、その人情劇の中の一役者にいつかなっていけたらと思う。大規模スーパーにも利点はあるし、大切であるのだろうけど、私のお金の一票は、こじんまりとしたお店に投じたい。そんなことを感じた。
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記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
 2011.07.17 コメント

 吉田が何度も通っている高校野球の応援に同行してもらいました。この日は、名門の早稲田実業です。他に、重要なコメントがあったことで、レポートには内容が記載されていません。せっかくですので、その応援スタイルの写真をアップします。
 
 さて、今回の東日本大震災に端を発する、福島第1原発の爆発事故によって、多大な放射性物質が飛散したことで、放射能汚染とその被害影響が懸念されています。空中や地表の放射線量の増減、あるいは下水道やごみ焼却場の焼却灰やエントツの飛散物質、さらに牛肉などの食品類の放射能汚染の発生が現実問題になってきました。

 それらを管轄する自治体の市長や職員は、住民(特に、子ども)を汚染から守ること、それらの情報を公開することが何より大切なことです。そうした思いで、公開に非協力な態度や公開に至る説明が不親切な役人には、厳しく接しようと思っています。私自身に、一定のキャリアを持っていますので、子ども達をなんとしても守る立場を取って行きたいと思っています。

 さて、お店について、考察してくれました。消費者がどのような購買行動を取りか、果たして自分ではどうなのか興味ある観点です。なお、<吉田議員の「いきつけの店」の酒屋さん>という部分がありますが、これはやや事実と違って、<立ち寄り先のお酒屋さん>と考えてください。小宮さんにも話したと思いますが、吉田はお酒はお付き合いの範囲程度しかたしなめません。しかし、お店の方には親しくしていただいています。

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