2012.2.1 川上 葵 第1回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第1回:インターンシップ初日> 
           第29期研修生 川上 葵 フェリス女学院大学2年

≪本日の研修内容≫

・オリエンテーション
・日程の調整
・挨拶、名刺渡し 関係者(議長、所属会派幹事長、事務局長など)
・他市議会からの来客の応待、副議長職の見学
・議員の放射線測定の見学・体験
・新聞記者、伊藤千尋さんの講演を聴く

≪インターンのきっかけ≫

 本日から、吉田つとむ議員のもとでインターンシップをさせて頂くことになったのだが、まずは、どうして私がこのインターンに参加しようと思ったのかという事を述べておきたい。
 私は、「議員」と聞いて、あまりいいイメージを持っていない。新聞やニュースを見ていると、議員の悪い面が目立って報道されていて、良い事はあまり報道されていないような気がする。よく「政治家は何をやっているんだ!」という批判を良く聞くが、その意見は、報道されている事をただ鵜呑みにしているだけではないかと思えてならない。実際「議員」という職業は具体的に何をやっているのか、私たちの生活を守るために何をやっているのか、ということを自分自身が体験する事を通して学びたいと思った為、このインターンに募集をした。

 それでは、今日の研修の中で主に学んだ事を挙げていきたい。

≪あいさつ・名刺渡し≫

 今日は、たくさんの方々に挨拶をする機会があった。初めて名刺を渡しながらの挨拶をしたのだが、最初の方は緊張してしまい、相手の方よりも名刺の向きや持ち方などの「形式」気をとらわれていた。しかし、吉田議員が「確かに失礼のないように名刺を渡すのも重要だけれども、挨拶は形式通りにするものではなく、気持ちを込めてするものだよ。」と教えて下さり、緊張がほぐれた。また、相手と名前の共通点があった場合にもう一言付け加えるなど、場面に応じて挨拶も工夫することが大切だと感じた。今日挨拶をさせて頂いた方々は皆とても親切で、温かく迎えてくださった。

≪来客の応待・副議長職の見学≫

 今日は3件の来客があった。鴨川市、枚方市、呉市からの来客だった。吉田議員はその来客に対して最初の10分ほど挨拶をする。簡単にいえば、集会などである「はじめの言葉」のようなものだ。私はこんなにも都市同士が関わりを持っているという事を、今日初めて知った。吉田議員は「こうやって都市の状況をすることは大切だ」とおっしゃっていた。「行政視察」というと硬いイメージがあるが、意外と柔らかい雰囲気で始まった。というよりも、吉田議員の話によって雰囲気が柔らかくなっていくのを感じた。相手によってとても感じがいいのではないかと思った。来客の最初の応待というのは、一見なんでもないように見えるが、実はこの後の会議につながるとても大切な時間だという事が分かった。

≪新聞記者、伊藤千尋さんの講演を聴く≫

 そして、今日の最後の研修は講演会に参加するという事だった。今回の講演のテーマは「基地も原発もない世界は可能だ」という事だった。震災が起きる前にニュースで騒がれていた沖縄の基地の問題と、原発の問題を取り上げていた。とても貴重な話を聞くことができたと思う。伊藤さん自身、世界の様々な所を取材されてきている方で、実際に現地に行った人しか語ることができないエピソードを交えて話をされていたため、知らなかった事が多くあった。様々な年齢層の人々が講演会に来ていた。伊藤さんの講演内容は主に「自然エネルギーを有効に使おう」という内容であった。実際に伊藤さんが目の当たりにした海外の様々なエネルギーの利用方法には驚いた。確かに、「資源が少ない」と言われているという日本にもたくさんのエネルギー源があるという事が納得できた。しかし、そのようなエネルギーを使うまでに至るには相当な時間がかかるだろうと思った。簡単に「原発をなくす」とはいっても、今まで私たちがそこから得たエネルギーを思う存分使っていたという事に対しての代償はあまりにも大きい。原発を壊すのにも、維持するのにも費用がかかる。そして、目に見えない放射能という問題もある。原発に対しては本当に様々な意見がある。実は、吉田議員自身町田市の放射線量を測っている。今後の対応としてこのような様々な意見を知るという事は必要であると感じた。また、内容とは直接関係が無いが、伊藤さんの話し方は説得力があり、すっと耳に入ってくるような感覚を覚えた。

≪感想≫

 今日は初日という事でかなり緊張した。しかし、今日一日吉田議員の仕事を見学した中だけでも、「議員」という固定観念を大きく覆された事が多くあった。私がもっとも驚いたのは、吉田議員が毎日一人で寒い中、朝と夜とビラ配りを5年間も続けているということだ。今まで「議員」という人達は楽をしているたばかり考えて来た私だったが、この事が分かり、長年の積み重ねが市民の吉田議員に対する信頼につながっているという事を、駅で高校生と話し、市民の皆さんと明るく挨拶を交わす吉田議員の姿から、実感した。これから、さらに多くの事が学べるように頑張って行きたいと思った。

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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 
2012.2.2 コメント

 新たな第29期生のインターン生が登場しました。フェリス女学院大学2年生の川上 葵さんと言い、28期生の小宮春菜さんが作ってくれた「インターン募集」のチラシを見て検討し、応募してきたものです。インターン活動予定は、春休みの期間の研修になります。単位取得にはなりませんが大学にもその活動を定期的に報告する形をとることにしました。もとより、私自身も研修状況の報告を大学に行い、自身のインターンシップ活動の中身を高めたいと思っています。

 さて、川上 葵さんの初日の研修ですが、非常に参加時間が長いものになりました。朝夕の活動(この日は、朝のチラシ配布のみ)には、インターン生が私と一緒に参加することはなく、今回も川上さんに私の活動内容を説明したもの過ぎませんが、上記のように良く理解してくれました。「議員」というものは、TV番組にに出てくる悪役姿、あるいは傲慢な態度でで一般に理解されているものですが、実状は、特に地方議員において、まったく違ったものである側面を見てもらいました。本日は、ほんのその一端でした。川上さんは、「議員は楽をしている」と思っているとありますが、確かに、授業に相当するのが、定例議会の開催期間とすれば、「入試」に相当する「選挙」に当選すれば後はのんびり過ごせるものだと考えられなくもないですが、授業の予習があり、復習もあると思えば、それを実行していると考えればよいことです。ただし、その成績評価が「選挙」という、有権者と言う他人が参加する総合判定で決する点が特異であるといえましょう。

 研修内容は、初日と言うこともあって、挨拶を中心に行いました。私が訪問者に挨拶をする場面を見たり、研修生の川上さんが、私の仕事上の関係者や知人に対して、初めて挨拶するあり方を研修実体験したものです。世代や社会的な立場によっても言葉遣いが変る可能性もありますが、ある程度共通する挨拶を学んでもらいました。

 夜の時間は、同僚議員からの誘いで、上記の講演会に参加しました。原発と基地と言うテーマでの講演でしたが、多くの時間をかけて取材をされていること、かつ、様々なところを訪ね歩かれていることが特徴でした。新聞社の社員であるより、「ジャーナリスト」を協調される点に特徴がありました。なお、この記述はインターン体験記のコメントであり、原発と基地に関する伊藤千尋氏自体へ講演内容のコメントはこの場面では控えさせていただきます。

 なお、今後の予定では、川上 葵さんは週に3回のペースでインターン研修日程を立てています。

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