2012.3.1 大谷優樹 第10回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第10回:インターンシップ10日目> 
              第29期研修生 大谷 優樹 明治大学4年生
 
 今日も今日とて本会議の傍聴。なんだかレポートの内容が変わり映えなくなってきてるけど仕方ないですよね。自分の書き方が悪いからかもしれないけど、実際会議ばかりなんだから内容が似るのも無理はない。今日の議会は市長の施政方針演説でした。思うんですけど、議会と会議って字は同じだけど意味は全く違いますね。会社と社会みたいに。政界ではどのような意味合いと使い分けがされてるんでしょうか。吉田さん教えてください。

 それはともかく、施政方針演説はこれからの町田市新庁舎建設の話だったり町田ゼルビアの為の野津田公園改修事業の話だったり福祉の話だったり、これからの市政の方針・方向を長々と説くもので、正直聞いてて楽しいものではなかった。それは議員達にとっても同じだったようで寝てた人もいたとかいないとか。これだけ見ると議員はのんきだと思えるが、議会前の打ち合わせや会議・その他政治的活動の裏にはかなりの権謀術数が繰り広げられている……かもしれない。そんなストレスたまりそうな日常を送っているから、市長の演説してる時間などいわばお休みタイムのようなものなんだろう。座り心地よさそうな椅子だし。その後は予算説明していた。すごい駆け足で説明してたからあっという間に置いてかれました。やはり事前に打ち合わせしていたようで、議会の説明しか聞けない傍聴人が内容を理解するのはどうしても難しい。

 そして議会が終わった後は、町田市の人口に関する資料をコピーして終了。ふと疑問に思ったことがあったので吉田さんに質問。議決は過半数の賛成がないと可決されないのに町田市議員は計36名。半々になったらどうするんだというもの。吉田さん曰く、議長は投票権がないので実質35名で議決をとるためらしい。そして司会運営だから一般質問もやらないとのこと。質問準備する必要がなく、それでいて就いているだけで実績になる。おまけに給与も上がる。ボロい役職ですね。市議員達がその座を争うのもよくわかる。

 吉田さんも今度狙えばいいのに。他に議長としての仕事は何があるんだろうか疑問です。
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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
2012.3.01 コメント

 大谷優樹さんが市議会と議員に対して、一見手厳しいコメントを発してきました。

 冒頭に書いておきますが、インターンシップとはその仕事を内在的に見るものです。特に、私の場合は約束通り、政治活動の手伝いをさせるのでなく、議員活動をできるだけ忠実に見せることができるようにオープンなインターンシップにしています。そのためには、午前9時から午後5時の時間に配布された資料を見ることや、会議の発言者の言葉を聞くだけでなく、朝は少なくとも午前7時から、午後は10時位の議員の行動を何度か、あるいは毎日観察した上で判断をするべきだと考えています。少なくとも、川上 葵さんはそうしたプログラムを何度か体験した上での記録を書いています。自分の不要と考えることも、あるいは単調なものでもそれに付き合うのが吉田つとむの「議員インターンシップ」と特徴と考えているためです。

 それは、市長の施政方針も同様です。私がそれをどのように判断しようとも、他の候補者を越して支持を得た市長の発言であり、これからのプランです。少なくとも敬意を払って、それに目を通したり、耳を傾けるのが私たちの仕事です。数多い人材の中から市長が選んでのが副市長であり、その副市長が本会議で行う予算条例案の提案理由説明でも同様です。もとより、定例会の開催日の一週間前に議会の告示があり、その時に議案が配布されます。その間に中身を読み込むのが議員の活動の通例であり、一部です。事前にその中身に関して議員が打ち合わせをしているかどうか、私は知りません。大谷優樹さんは「やはり事前に打ち合わせしていたようで、・・・・」と記していますが、それは一般的ではありません。もちろん、そっと内容を聞きだす議員だあっても、それはそれなりのルートを開拓しているからでしょう。ただし、そうした事前取材が無くとも議員の仕事はつとまるものではないかと思っています。

 その日の傍聴席に座って、傍聴者が市長や副市長の説明の全部を知ることはなかなか難しいでしょう。なぜなら、上述のように、議員はその議案を1週間前に配布され、それを読み込んでいるからです。法曹の世界でも同様であり、その場に始めて来た一般の傍聴者がそのやり取りの内容をつかめるかといえば、決してそうではないでしょう。

 しかし、市議会定例会の最終日に行われる各常任委員長報告は、それなりに噛み砕いた内容になっています。また、委員会の質疑討論はもっと分かりやすいものと言えるでしょう。この3月2日に議案説明会が開催され、その後の時間に、特別委員会が開催されました。私はこの日からその委員に就任した(私のみが新たに加わった)ところで、いきなり、午後7時までかかる会議が2時間もありました。行政報告と言う形式で、その場に資料が配布され、初めて説明を聞くスタイルです。その行政の説明に合点が行かず、私だけで1時間も話しました。それも、自分だけが知らないから聞くというスタイルでなく、皆が疑問に思う内容を質しました。その日の会議は、継続して後日審議をすることに決しました。この内容に関して、もう少し細かい部分まで、川上葵さんの昨日送られてきたレポートの回答コメントに記しています。ガチンコでやり取りが行われました。

 議長の役職がぼろい仕事かどうか、私にはやってことがなく不明です。ただし、できることなら自分でも議長になって、会議の運営を図り、住民・市民の声を議会に反映させ、かつ、行政に議員の考えを浸透させるポジションをやってみたいと考えることがあります。そのことを、私はあえて隠す考えはありません。ただし、それは全議員の選挙で行われるもので、議長に当選する保証はありませんし、今まで一度も議長選挙に手を上げたこともなく、かつ、人に推されたこともありません。

 議長選挙に関してあえて言えば、過去に所属会派の幹事長として、人を議長にする為に時間も頭を使ったことはあります。さらに、その結果は出したと思っていますが、残念ながら感謝されてもいないようですし、その取り組みを評価もされていないのかもしれません。 ← こんなことまで書かせるな! なぜなら、吉田つとむ自身の恥をさらけ出す結果になってしまうから。

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