2012.3.05 大谷優樹 第11回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第11回:インターンシップ11日目> 
              第29期研修生 大谷 優樹 明治大学4年生
 
  朝から雨が降っていて自転車が使えない。仕方なく電車で行くことに。時間かかるし、電車賃で吉田さんに負担かかるからできるだけ自転車使いたいんだよなあ、片道130円だけど。今回から川上さんがしばらく来ないので一人です。他議員のインターン生も来てなかったので資料室で一人きりに。幸い今日は大半が会議の傍聴だったので寂しい思いはせずにすみました。

 今日の会議は「議案説明会」というもの。今月の議会で提出された議案の詳細説明と予算の歳入と歳出の詳細の説明だったのだが、大体3時間近く続いた。何せ今回の議会だけで提出される議案が60近くあるので、予算説明・条例改正説明等でかなり時間をくいました。いつもこれくらいの議案が出るのかな?条例って結構ころころと変わるものなのか。予算も億単位の額が飛び交う中で、1000円単位の歳出・歳入の詳細まで詳しく説明していたけど、ここまで細かくやる必要あるもんなんですね。

 その後は、また別の会議。会議名忘れてしまったので吉田さんが補足してくれると思います。内容なんだけど……、正直ほとんど忘れました。いや、内容忘れてしまうのは仕方のないこと。なにせ吉田さんが手を上げて発言したのだから。議員年金が廃止されて議員歴5期いないの人は年金もらえなくなるのだが、退職金がどうとかなんとか。会議後に詳しい説明を受けたけど説明が難しいので、吉田さんがコメントで解説してくれると思います。吉田さん自身は6期だったはずなので関係ないのだけど、当事者議員にとって聞きづらいことだろうから代わりに発言したとのこと。思いやりの気持ちですね。ケラケラ笑ってる人いたけど。

 ともかく、今日初めて吉田さんの弁舌を聞くことができた。次回のインターンでは吉田さんが一般質問するらしいので楽しみだ。ウケ狙いにも走るようなのでそれも楽しみだ。
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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
2012.3.05 コメント

 本日は、行政側による議案説明会が開催されました。大半が一方通行の説明の形式であるために、「会議」の部類に入るか難しいところがありますが、効率的な会議を行うためのものです。そこで、その説明内容は会議記録には残りませんが、もし、間違った説明であれば、重要なことですので正式な会議で訂正した説明が行われます。

 この議案説明会は、前の週に約6時間ほど行われているので、合計9時間の説明となります。予算の議案審査では金額の多寡で問題になるのでなく、新規の事業や昨年と変った内容において説明が行われます。もちろん、その全部が説明されるわけではなく、説明されなかったことに疑問を持ったり、どこか食い違った内容に関心を持って、それを以降の本会議や各常任委員会で質疑するのが私たちの仕事の一つです。 ← それに対し、議員自身が自由にテーマを設定して質問するのが、一般質問になります。

 次の会議は、全員協議会と言います。国の法律制定が3月議会の議案提案日程以降に成立することがあるために、その事態を想定して、その部分を行政側が単独で制定する(専決処分)をあらかじめ議会が認めることが行われました。たまたま、議員の退職手当に関する説明があったので、なかなか自分たちに関わる事項であり、かつ、住民の人が関心を持って聞いてくる可能性があることで、その詳しい説明を求めたものです。まず、まず、議員に退職手当に相当するものはありません。議員の任期が切れたり、途中で辞めることになったら、その日で月収分も日割りにして終わります。サラリーマンなどに存在する退職金は1円もありません。行政の職員や市長・副市長などは退職金の制度が充実しています。 
 サラリーマンの年金に相当する(ただし、12年以上務めると受給期間が生まれた)議員年金がこれまでありました。昨年の6月に廃止され、議員がそれまでに12年未満の任期であれば、選択の余地なく年金受給の対象から外されて一時金受け取りの対象にされるようです。それも天引きされた年金額の80%しか返金されず、それも一度に返されることでどうやら、一時所得扱いの税金がかかるようで、気の毒に思う次第です。こうした制度設定に当事者の地方議員は関われず、国会で決められてしまった次第です。あまりにばかばかしく決定されたことで、当事者は笑うほかないのかも知れません。もっとも、私には笑いは見えも聞えもしませんでした。

 今期、吉田の弁舌は、前回のレポートに書いたように、庁舎の特別委員会の会議で発言しました。議員側から見ると、行政の方針と説明はあまりに唐突で、市民の大勢の意向を汲んだものとも、将来を見据えたものとも思えませんでした。吉田は、発言にウケを狙うようなタイプではありません。ただし、やや、むきになって発言する可能性はあります。それほど、期待しないように。

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