2013.8.30 池場 早貴 第6回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第6回:インターンシップ6日目> 
         第32期研修生 池場 早貴 昭和女子大学3年生

≪本日の研修内容と感想≫

 午前中は議会運営委員会を傍聴しました。今回は主に代表質疑の検証についてという話し合いが行われました。代表質疑をこれからもやっていくべきだ、次期に任せたほうがよいだろうなど、各会派の意見が出されました。今回決定することはなく、再び持ち帰りということで、会派ごとにまた考えてもらうということで終わりました。1回の話し合いではなかなか決まることがなく、何回も同じことについて考え、議論するということが分かりました。

(会議の合間に、会派室に居ました。この日は、東京国体の開催に関して、その推進のポロシャツを着て本会議に出ることになり、私はそのポロシャツに着替えています)

 午後は本会議が行われたので、こちらも傍聴させていただきました。議案の提案理由の説明がありました。議案はとても多く、同じようなものもたくさんありましたが、1つ1つ説明していたため会議は形式的なものだと改めて感じました。この会議でも、なかなか議論するという場面は見られなかったため、また傍聴するときは説明ではなく議論の場を見てみたいと思いました。

 その後は、版画美術館で行われている市展と小田急百貨店で行われている華道展を見学させていただきました。なかなか見る機会のないものなので、見ることができて良かったと思います。仕事の現場だけでなく、こういった美術作品なども見せていただく機会があり嬉しいです。
 
(練習の目的を含めて、主催者の方にインターン生が挨拶を行いました)


(華道展では、気に入った作品の前で記念撮影しました)

                                  第32期研修生 池場 早貴 昭和女子大学3年生   
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                                   記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 
2013.8.31コメント

 この日も議会運営委員会が行われました。先日の一般質問申し込み者の発言日程の議長案を決めるためです。異議なく決まりましたが、こうした日程レベルのことでは問題なくスムーズに進めるために、手順を踏んで会議を行います。今期は比較的に平穏ですが、異常事態が起きると、会議で「異議」ばかりがでてきたり、進行がストップすることは過去にたびたび起きています。*参考: 国会では一つ手順が狂うと、全体の日程が大幅にずれたり、審議未了の議案がいくつもでるケースがあります。

 さて、この日の議会運営委員会では、代表質疑制度の実施に関して協議が前回に続いて行われました。こうしたスタイルや時間制にそもそも賛成でないグループもあり、言葉の言い回しは慎重になるわけです。さらに、年に1回実施しようと言うことであり、実際にそれを導入しようとしてもそれは、それは今のメンバーを含めて選挙の改選が行われた後、市長も同様です。残された時間はさほどなく、次期のメンバーで話してはどうかと言う意見も最もなことです。私は、会派代表の一部に市長が自分で答弁しない例が前回あったので、それを放置して「代表質疑制度」と名乗っても議会の権威がない、それを実施するなら市長の答弁が前提だと主張しているわけです。

 午後の本会議の主題は、今期(第3定例会)に市長が提案した議案の説明でした。行政の事業の個別案件を外部業者に管理委託する同様な案件が多数ありました。一括で最終賛否を決めることができないため、その説明に時間を要したものです。無駄のようですが、決定の明朗性を確保するプロセスです。この日は、提案のみが行われ、審議は今後議員が自身で中身を検討した後で、本会議質疑が行われ、さらにそれを(分科会形式の)常任委員会で審査し、最終日(10月8日)の本会議で結論を出します。各委員長の審査結果の報告が行われ、賛否の討論があり、例の賛否ボタンを押し、表決を行います。前回は、市長が提案した予算案に関して、私が所属する志政クラブがその修正案を提出して1票差で、「修正」が成立するような緊迫したことが起きました。* 後で、市長がその専制権を行使して、もう一度審議をやり直す「再議」にかけて、今度は多数決でなく、市長は3分の1でも自分の意見が通した経過があります。32年ぶりとのことでした。

 まずは、議員が自由に自分の意見を述べる「一般質問」を聴いてください。

 なお、その後の日程ですが、当初の予定を変更した行先にしました。その後の情報で優先順位を変えたものです。以下は、その詳細な理由です。

 議員の仕事と言うのは、会議を行うだけでなく、その会議に関わるあらゆる情報を得ることです。中央の政治家や市長などは、スタッフや部下が集めた情報と、ブレーンが提供する知識を常に身に着けることができます。他方、私のような地方議員は直に現場を見て回ること、その関係者から情報収集することが必要です。行事に参加、見学するのは、単に、自分の存在のPRを行うと言うより、細やかなことを含めた情報を得ることもその目的の背後にあります。つまり、自前で情報集するのが、強い地方議員になる道だと思っています。

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