2013.12.26 金田有里恵 第10回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
         第33期研修生 金田有里恵 フェリス女学院大学1年生

≪本日の研修内容と感想≫

 本日は新産業創造センターに入居している、FIXAの渡邊さんと面談させて頂きました。社長を含め3人で経営している、小さな会社です。スマートフォンのアプリを主に作成していて、中でも釣りの記録を残すアプリに力を入れているそうです。釣り好きなユーザーは釣った魚を自慢したり記録したりしたいけれど、記憶の曖昧になりやすい分野らしく、そういった問題を解決するために開発しているらしいです。会社を立ち上げたそもそものきっかけが、渡邊さんと社長さんの大学時代の口約束だったと聞き、驚きました。学生時代の口約束というものは実現しないのが世の常だと思っていた私にとって、衝撃的だったのです。

 私自身、以前大学でプレゼンテーションのスキルを身につける講義を受講した際、スマートフォン用のアプリを商品化するデモンストレーションを行った経験があります。当時、アプリを無料にしてユーザーを増やす且つ会社の利益を守るために、私たちは画面の下部に広告を入れるという結論に至りました。そこで今回の面談の中で、私はこの会社のアプリが無料なのか尋ねました。渡邊さんは無料であると回答し、広告についてもお話ししてくださりました。広告を入れるということは利益を得られるものの、アプリ自体をけがすことになるという考えらしいです。素人の私だったら安易に広告を入れてしまうところですが、さすが職業にしている方は自らの商品に誇りを持っているのだと強く感じました。

 今回の面談で、職業や会社、夢や利益について深く考えさせられました。どこまで夢を追いかけるのか、どれほど誇りを持つのか、将来を見据えて今何をすべきなのか。もちろん答えはひとつではありませんし、もしかすると無限かもしれません。学生時代の口約束を実現させた、この会社の未来が気になります。

                               フェリス女学院大学1年 金田有里恵(第33期研修生)
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2013.12.30コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 この日は、町田市が作ったインキュベート施設である「町田新産業創造センター」に入居する、FIXAさんを訪問し、取締役最高技術責任者の渡邊様に対応していただきました。
 この施設の企業を訪問するのは、金田さんにとっても、私にとっても2番目のことです。新しい企業を起していこうと言う皆さんの熱気がこもっていました。もちろん、この行先に厳しさもあるでしょう。そうした取り組みをその対象者から直に伝えてもらうのは何よりのことでしょう。

 私も、自分の第1期インターン生の1人が起業して、独創的な取り組みを行い、成長する企業に仕上げるプロセスを見ることができました。もちろん、決して順調でなく、大きな苦節もあっての成長です。そうしたイメージとだぶらせながら、今回の訪問でした。

 是非、FIXAさんが成長して大きな自立した企業になってもらいたいと思います。

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