2014.9.05 武内 真 第6回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
             第34期研修生 武内 真  明治大学1年生

≪本日の研修内容と感想≫

 町田市役所にて、議案の一般質疑を傍聴しました。これは、町田市における議案に関して、各政党の議員が市の職員に質問を行うというもので、5日間ほどにわたり開催されます。

(町田市議会 保守連合会派室 大西宣也議員(副議長)のデスクをお借りしています)

 9月5日は、吉田議員と同じ党派の新井よしなお議員が質問をなさる日だったため、集中して傍聴しました。特に印象的だったのが、新井議員が町田市が国際問題に対してどういった取り組みをしているかについて、「ミレニアム開発目標」に触れながら質問をなさっていたことです。ミレニアム開発目標とは、一定の期間内に、技術、健康の面でここまで発達させようという目標で、国際的に定められたものの事を指しますが、目標年が来年2015年とされており、目標の達成とまではまだ程遠いと言われています。さらに、このミレニアム開発目標は知名度が低く、実際に取り組む以前の問題となっていると聞いています。自分たちが食べ物を捨てているその瞬間、他国では飢餓で亡くなっていることを考えると、将来、他人事にならなくなってしまうかもしれません。だからこそ、今、ミレニアム開発目標を知り、飢餓に対してどういった対策を打ち出すのか、伝染病をどう無くして行くのかなど、真剣に考えるべきだと思いました。

                                      明治大学1年生 武内 真(第34期研修生)
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2014.9.07コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 市役所と市議会、質問と質疑、及び議案について、さらに、政党、党派、無所属、会派について の必要と考えた説明


(保守連合会派の吉田つとむのデスクですが、相変わらず雑然としています)

 いよいよ、町田市議会第3定例会の一般質問が始まりました。武内 真さんのレポートに関して、冒頭、少し以下のことで説明することにします。つまり、市役所と市議会、質問と質疑についてのことです。

 まず、市役所と市議会の関係ですが、市長のもとに動いているのが市役所です。市議会は議員が集まる場所で、この武内さんが居た場所は、市議会になります。他の自治体ではそもそも建物自体が別の棟になっている場合もあり、別物だとわかりやすいのですが、町田市の場合、同じ建物として設計をすることを議会で以前に決めたことで現状のスタイルになっています。合築と言います。一番わかりやすい建物は、東京都の場合で、東京都庁と東京都議会は別棟となっており、回廊で繋がっています。町田市の場合、議会で建設コストを下げる目的で合築とすることを決定したものです。その議会の議論は委員会で行なわれましたが、私は委員として参加しており、その決定の趣旨の立場で発言しています。ただし、建物内や敷地の中に、町田市議会や議事堂の表記があるのは、その時に「合築」と決めた時に、その両者が別物であることでそれぞれの表記が必要だと主張し、今日の姿になっているものです。次回に、その表記を確認してください。*なお、こうした論議は今の石阪市長が就任するかなり前のことで、私が3期目の当選時期のことした。

 ついで、質問と質疑のことですが、質問は議員が自由に、市長や教育委員会等に対して尋ねることを指します。質疑は、市長の議案(あるいは、何かの案件)に対してその内容を尋ねることを指します。そこで、議案に質問すると言うケースはなく、議案には質疑を行うことになります。*ちなみに、今度の第3定例会では、本会議の議案質疑は9月10日に予定されており、私は市長の条例案にも、予算案にも質疑を行うことにしています。本来、それも合わせてみれば、その両者(質問と質疑)の違いが分かりやすかったと思います。他の機会に見てください。

 今回、新井議員が行ったのは、市長への質問で、町田市議会ではこの質問方法を一般質問と言います。他に、まれに緊急質問と言うものがあります。

 さらに、武内さんのレポートに、「政党」、「党派」と言う記載になっていますが、議会では、各議員が「会派」に所属するか、「無所属」(町田市議会では諸派と表現する)となります。町田市議会は、今期、全部の議員がいずれかの「会派」に所属しています。新井議員は、私と同じ、「保守連合」会派に所属し、その代表者を務めています。これまで何度か話したと思いますが、私(=吉田つとむ)は、政治的なスタンスでは、どの政党に属さずに無所属でいます。他方、市議会では基本的に会派に所属し、今回は、新たな会派「保守連合」の創立結成に参加し、メンバーとなっています。ただし、この会派は町田市議会の中で、最小の会派となっています。

 なお、レポート自体の表記は、武内さんが自分の問題意識と質問内容で関心を持ったことでのすので、記述の通りとしました。

 今回、武内さんが書いているものに、詳しい説明を入れました。理由は、私が特にこだわっていること、あるいはそのことにエネルギーを割いてきたもの、この20年間の自身の戦いに関することを正しく、本人、他のインターン生、及び閲覧者の皆さんに見ていただくために記載したものです。不明の点があれば、どなたでも何なりとお尋ねください。

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