2015.02.23 矢島 宏友希 第6回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
         第35期研修生 矢島 宏友希 明治大学新3年生

≪本日の研修内容と感想≫

  
 3月から本会議で一般質問が始まるということで、本日はそれに備えた打ち合わせが行われました。この日と翌日にのみ打ち合わせの時間が設けられているので、普段より多くの議員を目にすることができました。私は吉田議員に同席してヒアリングをさせていただきました。

 表題は ①18歳選挙権 ②町田市の障害者雇用 ③都市計画案 ④水素自動車の導入促進 の4つでした。①は第三回のインターンでテーマになったことと同じく、「政治活動と選挙」をどのようにして教育していくのか。加えて、18歳選挙権が認められたとき、都知事選が1月 末・町田市議会選挙が2月末に行われるので、町田市の高校生は受験シーズン中に有権者となります。ただでさえ若者の投票率が低いのに、果たして受験生の関心を惹くことができるのか、等も議論されました。②は「精神的障害者」の雇用について、今後どのように定めて行くのか。③は都市計画案の作成過程において、東急と町田市の協定が今まで公になっておらず、市民からは当然結ばれたように見えた件。④は町田市がエネルギー利用についてどのような方針なのか についてそれぞれ確認をしました。

 どれも市民の生活に関わることと言っても、これ程多くの分野を扱い次々と対応しなければならない、議員さんたちの立場と苦労を間近で目にすることができました。答えを出すのが難しそうな問題ば かりなので、このような質問を通じて意見を汲み取りながらより多数の賛同を得ることが必要だと思われます。
 
 道路舗装管理課の方々と打ち合わせ。吉田議員が管理しているBBS(掲示板)に住民からの要望が書き込まれており、その件について審議しました。
 論点は ①つくし野の桜並木によって、土地が隆起している ②雨の日、成瀬駅の床が滑りやすい といった問題です。

(慌ただしく、途中のカメラも忘れていました)

 政務活動費の領収書を整理。資料購入費から移動費、ガソリン費まで、膨大な数の領収書を管理し用紙に貼り付ける作業が必要とのことでした。昨年、ある県で政務活動費問題が発覚したことから行政側も厳しい対応が求められているようでした。

(吉田注:別の日、この領収書類をインターン生の梅田史夏さんに見せています)

上記の文章:市議会の一般質問をヒアリング

                                      明治大学新3年 矢島 宏友希(第35期研修生)
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2015.02.26コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 矢島宏友希君は、一般質問のヒアリングに立ち会いました。これは、行政側が議員側に求めたもので、本会議で行なわれる議員の質問に対して、行政側がスムーズに答えるために行うものです。議員側にしても、行政に頓珍漢な答弁をされては質問の趣旨が分かりにくくなるために一定のヒアリングは容認されるべきものでしょう。

 次いで、議員の活動ですが、上記のような質問の取材や、行政が提案する条例案や予算案に関して、内容を尋ねる質疑を行うために、常時様々の文書を見たり、内外の施設や地域を様々の機会に見て回っています。矢島君と一緒に訪れた自由民権資料館などの施設を訪れた理由は、私自身のためでもあるわけです。

  今回、間会議で質問する内容にしても、学問的な要素や、デスクワークより、足と耳を主に使ったものが主体になります。私が質問する日は、矢島君らが傍聴する予定ですので、そのことがどの程度含まれているものか、よく聞いていてくださいさい。

 それとはまったく別のことで、市民要望で受けた内容に関して、その要望を事実関係と確認したり、妥当性があるものを行政が補習などの事業を行うものです。この場で話し合った人は、「道路保修課」の人で、「審議」をしたのではなく、打ち合わせを行ったものです。「審議」と言うと、議論をして一定の結論を下すプロセスになります。

 次いで、政務活動費の使途で不正が起きたことで、他の自治体議員も旧来の方法で良いのか、その再検証を行っているところです。町田市議会はこの政務活動費の使途に関して、全国的には最も開かれている議会の一つのあり方だろうと思っています。これは、私が議員になる前からのルールが厳格さを保っていると見ていました。されに、公開で分かりやすく、ルールを改善する必要があるでしょう。

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