2015.03.13 矢島 宏友希 第9回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
         第35期研修生 矢島 宏友希 明治大学新3年生

≪本日の研修内容と感想≫

  今回は政務活動費の管理をしました。活動費にあたるレシートを指定の用紙に貼り付け金額を計算する、といった作業です。


 1年分の活動費を全て記録し提出しなければならないので、非常に骨の折れる仕事でした。その中でも注意しなければならないのが、使用額の内訳をチェックする点。「燃料費」「研究活動費」「研修・研究・会議費」「資料購入費」などに分かれており、種類ごとにまとめます。どの費用がどの項目に当てはまるのかはかなり細かく規定されているようで、吉田議員は慎重に確認していました。また、「備考」欄に細かな情報を記入しておくと集計する側も円滑に進められて助かるとのことでした。吉田議員の例では、どんな資料を購入したか分かるよう書籍 のタイトルを書いたり、本当にイベントに参加したか分かるようその時の資料や記録(ブログ記事)を付随させる、といったことが挙げられます。

 政務活動費といえば昨年、兵庫県議会議員があの会見と共に話題になりましたが、その影響は大きく、事件後各地の地方議会で問題が明るみになっています。兵庫の事件は常軌を逸した額だったのでそれに及ばないにしても、似たように不適切な支出があったり、領収書類のチェックが甘すぎる点などです。議会も対策として今年は規定を厳しくしたようですが、不正はなくなるのでしょうか。市民に示すため政務活動費をネットで公開している議会も多いですが、結局は使った議員とチェックする議会の関係。事実、先のような事件が起こってしまったので、これか らの議会の対応に期待をしたいと思います。



                                      明治大学新3年 矢島 宏友希(第35期研修生)
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2015.03.18コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 この日、矢島 宏友希さんは健康福祉常任委員会の会議を傍聴をしました。私が所属する委員会はその日に会議はなく、かつ、その委員会を傍聴をしなかったために、その矢島君の傍聴記はなかったものと思います。

 
(マスクを外して、改めて撮影したものです)

 さて、この政務活動費のことは、あの兵庫県会議員のご乱行のおかげでずいぶんと話題になりました。私は、そのおかげで有名TV番組(テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」にスタジオ出演し、そもそも地方議員の政務活動費とはどういうものかと言うことを現実に即して説明する場面が訪れたわけです。

 町田市議会では領収書の現物提出を行っており、メディアで話題にされる事態はないと思っていますが、真に必要なことは、その成果(報告書に成果事項を書き、公表することだろうと思っています。それによって、どのようなことが学ばれ、当事者にも収穫になったと言うことでしょう。さらに、政治家にとって収穫になるだけでなく、それを題材に、議会の発言に反映させることが住民に対する責任だと思っています。その発言自体がどのような効果を生んでいるのかと言うことは、自身の評価やメディア的な評論でなく、住民の評価にゆだねられることだと思います。 

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