2016.08.07 武者小路麻理 第4回インターンレポート
      
              町田市議会議員 吉田つとむ 第38期研修生

          第38期研修生 武者小路麻理 昭和女子大学3年生

≪本日の研修内容と感想≫

 今回は町田市立国際版画美術館で開催されている企画展の、「諷刺画って面白い?」についてレポートします。18世紀イギリス19世紀フランスで生まれた諷刺画が展示されており、広々とした展示室でゆったりと観覧することが出来ました。


 諷刺画にも様々な種類がありますが、印象深かったのはやはり大多数の方がイメージするであろう政治諷刺画でした。政治家と同じ立場に立つことが出来ない民衆からの批判を絵に表したものが諷刺画と呼ばれますが、自分は展示を見学しているうちに、その解釈は少し異なっているのではないかと思い始めました。勿論当時の情勢に対して不満を抱いていたのは確かでしょうが、ユーモア溢れる絵柄と誇大表現に感じる諷刺画の数々は、現代で言う漫画の前身に近い文化であったかのような気がします。批判と言うよりも皮肉という表現が近く、ただ情勢を否定するのならば文章を載せるだけで十分です。絵画という表現方法を取った理由は、識字率の低さを意識した為に他なりません。

 しかし、だからこそ自分は当時の諷刺画家に親近感を覚えました。不満や憤りをコミカルな絵に仕上げて人気を得ようとする、我慢をしないところに人間味を感じたのです。教科書を眺めただけでは気付かなかった視点に立つことが出来て、非常に満足しました。 
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2016.08.08 コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 
 
 武者小路麻理さんとは実は8月5日もこの町田市立国際版画美術館を訪ねていました。見学時間が足りず、7日に改めて時間が採れたので再度、訪問して作品を鑑賞しました。美術館などの見学・鑑賞はある意味、吉田つとむのインターンシップではカリキュラムの一環にしています。理由は、そうしたものに出来るだけ触れて、社会人になってもらおうという趣旨です。

 このレポートは主に7日の美術館訪問時の内容になっています。ただし、写真は上の写真を含めて5日に撮影したものです。

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