以下は、新人インターン生である原田史歩さん（大学4年 男性）のレポートです。対象は、東京ねっとわーく勉強会「電子黒板が、授業を変える」であり、
タイトル 「電子黒板が、授業を変える」
―教育のICT化における 普通授業の変革―
講 師 パイオニアソリューションズ株式会社
ソリューション営業部 文教グループ
課長 太田 泉 氏
の内容をレポートしたものです。トップ写真は、集合写真ですが、数名欠けた状態での撮影です。
電子黒板について (原田史歩 記：第23期インターン生）
７月19日電子黒板について「電子黒板が、授業を変える」と題した東京ネットワークの勉強会に参加した。当日は雨にも関わらず、九人の参加者を集めパイオニアソリューション株式会社の太田氏を講師に実際に電子黒板を活用しながら学んだ。
電子黒板とはプラズマボードをコンピューターと接続する、映像を映し出すだけでなく、板書などの機能も取り入れたものである。当初その利便性と効果は認めるものの操作は複雑に思われた。しかしごく単純な操作でさまざまな機能を使うことができた。実際にわれわれもその場で簡単な説明を受けた後操作をすることができた。
パイオニアでは実際にいくつかの学校に導入しておりそういった過去の実績を踏まえた話を聞けたことは有益だった。以下に自分が感じた長所と短所を記す。
長所 ・コンピューターと接続できる。映像を利用できる。
・ 書いたものや生徒に見せたものを保存して何度でも提示することが容易にできる。
・ ワンタッチで簡単に板書、消去、拡大などの作業をできる。
・ 生徒の目線が自然と上がり、先生への集中度が増す。
・ e-教科書の利用などにより授業効率が上がる。とくに英語では発音を繰り返すことができる。
・ ビデオと接続して利用ができる。
・ デジタル放送の導入で通信との放送の融合の可能性がある。
短所 ・コストがかかる。
これらの点を踏まえた上で教育現場への導入は議論に値するものであろう。
海外でもすでにイギリス、メキシコなど多くの国で導入され効果をあげている。
この流れを受けて国でも文部科学省や総務省を中心に導入を呼びかけている。ただ地方自治体として考えなければならない問題もある。国としては国際的に競争力のある人材を育てるという目標で導入を薦めているが実際の費用負担は自治体に委ねられている。近年多くの家庭で子息の教育に関心が高まっておりこういった備品の配備も教育の充実と直結する問題と考えられる。その導入や活用度合いによって自治体の教育環境の評価につながり住民の移動を引き起こす可能性を持っている。財政に余裕のある自治体は導入することができるだろう。ただ自治体間の体力差のある中で取り残される自治体も出てくるかもしれない。教育を推進することが国是である以上自治体任せにしていいのかとの思いも持つ。なにより私は山形県の出身で自分の出身地はどうだろうと心配である。
今回のような議員と企業の勉強会はあまり多くないと聞いた。最新の技術について理解を深め導入を議論することは非常に有意義であると思う。今後も活発にすべきことだと思う。利権や癒着を心配されるのだろうが、それは個人の政治家としての資質の問題ではないかと思う。今後もこういった機会が多くもたれることを望む。
● 吉田つとむ
第23期のインターン生がスタートします。今期のメンバーはただ今のところ、2名ですが、開始日は別々です。まずは、大学4年の原田史歩さんが、7月19日開催の「東京ねっとわーく」の勉強会に参加しました。
初めてのレポートは良く出来ています。つまり、レポートの形式に最も添っており、情報を的確に表現しています。
具体的な私のメモは、HPに掲載時点で追記します。
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