総理大臣が主催する「桜を見る会」は、その地元後援者を極端に多数案内誘導した案内安倍総理への批判が高まり、来年は中止で収拾されることになりました。これで一件落着するかどうかは不明です。
私は、この会の開催の是非よりも、むしろその招待名簿が1年以内、速やかに廃棄されていた?ことの衝撃度です。中東への自衛隊派遣に伴う日報の廃棄というあり得ぬ公文書の扱いに、多くの人が疑問を持ちました。それらの公文書を情報公開請求を請求しても、「不存在」の非開示という手段を政府は取っています。その対抗策は、毎日情報公開請求(有料)を行うという手段が、情報公開クリアリングハウスという団体が、「情報公開請求で大臣の日程表の廃棄を止めるためにご支援ください!」という運動を展開し、私もその一員として参加支援カンパをしています。このように、市民運動は根気と知恵と少なからぬお金がかかります。
政府が行うこうした公文書を軽んじるやり方がいつまで続くとは思えませんが、現行はそれがたやすく用いられているということが、今回の 「桜を見る会」 の招待名簿の破棄という事態を告げられることが明らかになりました。国の防衛とはわけが違います。いよいよ、政府が人に信頼を薄くしています。桜の花びらが散るように、公文書の破棄と似て消え去るように思えます。
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