今議会の一般質問は、6問を立てました。最初の質問は、表記のタイトルでしたが、以下の2点についてを尋ねました。
1) 国の防音工事事業を町田市は未だ継続して求めているか
2) 厚木基地のジェット機訓練はどのように改善されたか
町田市の近くには米海軍と海上自衛隊が使用する厚木基地がありますが、その中の課題では、長年、硫黄島で実施されるPCLP(空母艦載機着陸訓練)のジェット機がたびたび飛来し、その騒音(轟音)に悩まされてきました。
その対策の一環で、国によって、基地周辺の自治体内にある家屋の防音対策事業が長期間実施されてきました。2012年には町田市からも国の防音工事事業に関する要請を行っていました。
さらに、厚木基地周辺自治体と議会は、町田市と議会を含めて、その騒音(轟音)の解消を求めた運動を粘り強く展開してきました。その取り組みの甲斐があって、平成30年3月30日で、空母艦載機が厚木基地から岩国基地に移転完了しました。硫黄島のPCLP(空母艦載機着陸訓練)は、岩国基地と直接往復をすることになった。旧来のジェット機騒音(轟音)の原因が解消したことになります。
このことに関しては、厚木基地周辺自治体、議会が一体で協力し、町田市、町田市議会も参加協力してきた。私はその成果と考えています。
そこで、私は「町田市域における、国の防音工事事業に関する要請を未だ継続して求めているか」と問いました。
答弁では、厚木基地に関する国の防音工事事業に関する要請をその後新たに行ったわけでは無いことを述べました、さらに、厚木基地には米海軍と海上自衛隊が常時使用する航空機があること、さらにはPCLP(空母艦載機着陸訓練)の航空機の飛来が一掃されたとは断言できない旨の答弁がありました。
私は、町田市行政の答弁は、とんでもない考えだと思いました。国は、我々の訓練移転要望を受けて、ようやく、岩国基地への移転が実現できたのだから、町田市で使用される費用は、岩国基地周辺に振り当てるべきではないか、あるいは最も米軍機の被害を受けている沖縄の基地周辺対策に充てるべきではないかと強く主張しました。
最後に、直近情報を紹介しました。鹿児島県馬毛島(まげしま)を米軍機の訓練用に国が購入することになり、岩国⇔馬毛島間は400kmと聞いている。
これが完成すれば、厚木基地で米軍機の着陸訓練が行われる可能性は無くなってしまうではないか、われわれ町田市は、政治的な立場を超えて、それらが順調に進むことに貢献することに取り組むべきではないかと結びました。
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