福知山市視察 令和2年1月29日―30日(30日分)
個人視察 町田市議会議員 保守の会 吉田つとむ
● まちづくりは人づくり ~人材の発掘と育成~
・職員採用制度、インターンシップ、パラレルキャリア「職員課」伊東 信夫 課長
概要:担当部署3名の方から説明をいただきました。以下、省略して、所感分を記載します。
所感:
インターンシップと就活を直結させる目的は、平成30年以降に公務員試験希望者が減っていることにも関係していると思いました。
OB,OG訪問と言う手法は、私が行うインターンシップ (1998年より継続して実施中) と共通しており、学生にミスマッチを防ぐ、減少させる方法としては極めて有効と考えています。
また、業務のセレクトできる体制も同様で、私の場合、どのような職種、分野かの希望を先行して聞き出し、それに一番近いメニューを設定しています。20年前から自分で展開してきたので、この分野は、私がコーチを果たすことも可能でないかと推測しました。
一次試験の全員面接の考えと方法に注目しました。
その方法は、1日の9時から5時間で終日をかけ、10名で担当し、1人で10分の面接を行い、最終判定を2名で行うとのことでした。その全員面接によって、応募者の1-2割が減少しているとのことでした。
この方法によって、公務員に不適格者を早期に分離する方法と適切だと思いました。この際には、大学名などは一切見ないとのことでした。その意味は、上位試験に進めて、最後に不適格を判定することの方が不合理と判断するもので、採用人数(数十人規模)と応募者数(数百人規模)の関係での範囲であり、応募者が千人を超す都市ではまた別の方法があるのではないかと思いましたが、全員面接の見地はどこにも適用されるものでしょう。
福知山市では2次試験、理事者面接に続いて、「パラレルキャリア」の説明を行っているという説明でした。この「パラレルキャリア」の導入実施も福知山市職員の在り方の特徴でした。福知山市のパラレルキャリアにおいては、公務の外縁を補充する発想もあるのではないでしょうか。今後の行政の在り方として、あらゆる機会をとらえて、公務員としての役務以外に、行政を支える在り方に変わっていくものと思いました。
総じて、この福知山市のように、周辺自治体に対して存在感を出す、優秀な人材を確保することにおいて、単に、職員給与の多寡ではなく、長期的に職員が意欲を持ってもらえる環境を生み出すことが必要だと思いました。現況の福知山市は、全国的にも優れた制度の導入、実施の観える化を図り、リクルートの対象者を民間企業と競合しても受け入れを果たせる体制作りに励んでおり、今後、ますますその意義が増していると思いました。
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