横浜市の横山議長のFB記事に、この時期、大変な作業にかかわる仕事で、地味な活躍をされる民間事業の企業と人の紹介がされていました。TVでも見たことがある、コロナウイルス感染の除染を行った会社のものでした。
私は何度も転職する人生ですが、30歳を迎えた当時、土木資材販売会社に入りました。比較的重たいものを扱うことになり、法面(斜面)の上に持ちあげたり、地下鉄工事の地下道に運んだり、新しいものを造る部門に材料を売る仕事でした。まったく、新しい分野のしごとでした。それまでは、ネクタイを締めてスーツを着たのが、その当時は開襟のシャツを着ていました。
社長が水中ポンプメーカー出身(この仕事については、初めて水中ポンプをそばで見ましたし、自分でも販売していました)で、汚水槽内のポンプ修理に同行(させられた)したことがありましたが、部品交換中には大変な思いをしたことがあります。社長の説明では、これが「お金になるんだ」というものでした。請求代金額を聞いて頭では納得はしましたが、その日の昼食がのどに通りませんでした。
議員になって2-3年目の頃は、市役所のゴミ収集の車両に何度も乗車しました。当時は、町田市のゴミ収集業務の全部が公営事業でしたが、労組幹部の一人から、「職員の働き方に文句を言うのであれば、繁忙期にゴミ収集車両の車に乗車してから、意見を言ってもらいたい」と個人的に要求がありました。私は、即座に了解し、お盆後の期間、年末年始、あるいは雨風の日に参加しました。食事も一緒に、食堂で食べました。気を付けるべき時は、ごみ袋をパッカー車に入れ込むことで、袋が破裂して中身が飛び出すときです。汚物ならまだしも、様さまの危険物が入っていることがあります。ある意味、運も作用する世界だと思いました。
震災や水害の被害が起きると、遠方にも出動するのがゴミ収集車両とその作業員です。昨年は、町田市の車両と職員が大きな水害があった長野市の現地に交代で応援に行っていました。そのゴミ収集事業の多くが民間企業が参加する部門になりましが、こうした災害、緊急出動時期のためにも公務も必ず残さないといけないのがゴミ収集の現業事業部門です。

世の中を支える仕事は、様々の、その時折りの視点で見ると際立ったものがありますが、必要なものは続き、それが薄いものは絶えていくということだと思います。それでも、旧来の利権ははびこり、新興勢力は自身の正義をとうとうと述べ、一般は小春日にほっとする仕事を淡々とこなして行くそれが日常でしょう。不本意に、あるいは転換点として自分から転職を何度も重ねた結果、ようやく、社会を見る目が少々備わってきたと思います。人が大げさに説明する話は、往々にして、夜店の買い物の類であるものですが、それも承知で買い物をしたという結果ととらえています。
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