ようやく、学校が再開されることになりました。ただし、この間、家庭学習と言っても教科書を使用した規則的、段階的に学習する機会がほとんど欠けていたので、それを取り戻すことは容易でないでしょう。スパルタ式の学習塾でもない限り、一般の塾でも開校した学習は行われていなかったので、大半の児童・生徒は教科書を開いて、1日分の授業を受けるだけでも大きな苦労が伴うことだと思います。
今、9月入学の話が盛んですが、今の学年をその9月から始めようというわけではなく、少なくても来年以降の話か、あるいは小学生のスタートから6年をかけて、欧米に合わせるということになります。いずれにしても、来年の高校入試、私立中学校の入学に間に合わせるという観点はありません。ましてや、高校3年生にとって、来年の入試はこの秋にもスタートします。この間が不十分な学習環境であったとしても、入試が待ってくれるとは考えられないので、自分でどれだけ学習できる能力を会得できるかが人生の第一関門になる厳しさがあると言えます。着実に勉強を重ねて下さい。
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