昨年の統一地方選挙後の札幌市議会において、最初の臨時議会で、最高齢であることで臨時議長に決まった松浦忠議員が、議長選挙を行わず、そのまま議長職を務めて議事を進行しようとしたしたことで、議会が紛糾し、その議員は多数決で議会を除名とされる事例がありました。当時の映像が残っており、同氏は議場で土下座をするも許されず、議場をさることになります。私は、これでほんとにこれで事態がおさまるのかなと思っていましたが、そのことはやはり収まらずに、裁判になっていました。
ちょうど、1年、札幌地裁で判決がおり、議員の議席を取り去ることはできないというのが裁判所の下した結論でした。有権者と言うものがって、その厳粛な審判を受けて、議会の議席を得ており、その議員が住民代表としてそれぞれの判断を下すことが大切だというものです。その映像を見ていると、札幌市議会の皆さんには申し訳ないですが、ほほえましい感じも受けました。札幌市議会の皆様方、失礼なことを言いまして、再度、ごめんなさい。
4年前に、同じく政令指定都市の熊本市議会での議員を除名にする措置が取られました。職員にパワハラを行っていたという批判の上に、職務に関して、兼職規定違反だという理由で議会を除名になりましたが、裁判を起こし、やはり復職になっています。その方は、昨年の統一地方選挙で落選されています。ちなみに、除名云々ではありませんが、同じ熊本市議会では、赤ちゃんを抱っこして議場に入って押し問答になった有名にあった議員は、昨年の選挙で再選されて2期目を務めておられます。HPを見ると、ペーパー版の議会報告やネットはブログをしっかり発行されているようですし、一人で議会の発言も大事にされていることがうかがえました。
議員の除名が成り立ったのは、横浜市議会で、議長が制止しようとしたのに、議場の国旗を引きづり降ろそうとした議員がありました。2002年のことですが、国旗の掲揚が決まり、その国旗を物理的に引きずり下ろそうとしたことや議長席を占拠したことで、懲罰として除名になったものです。当時、市民の党という名称ですが、参議院選挙に比例代表選挙が導入された際、MPD・平和と民主運動という名称で挑戦し、選挙前は1議席を取ると目算されていました。この系流は、7年前の山本太郎参議院選挙にも活躍しています。絶対的な支持者、運動員を確保しているのが特徴です。なお、横浜市会の1名は、その後も継続して議席があるようです。同名の7期目の方があるので、その方でしょう。議会では、1人で活動されているようですが、底堅い支持を得る活動スタイル、テーマの設定が得意のようです。横浜市議会のように、議員選出が区単位になっている自治体で連続当選することは至難の業と言えましょう。政党や生活協同組合組織がバックに無くして、あるいは有名政治家のバック無しで継続して当選を重ねることは、極めて難しいことだと言えます。
さて、札幌市議会の松浦忠議員が、これを気に同じ市議会の方々とも新たな気持ちで接し、住民の人たちのために活躍されることを期待しています。
なお、議員には、議員辞職勧告決議案を出される議員があります。上記の中でも、その例があったと思いますが、また、幸いなことに、私は議長職も副議長職も務めたことがあるので、議長席に座りたいと必死になることはないでしょう。ちなみに、町田市議会で最高齢から2番目なので委員会で、たびたびその役選に関して、仮委員長を詰めることがあり、そのまま議事を進行させると、大きな混乱が起きるでしょう。
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