誰しも、一歩も二歩も下がりたくなるタイトルを掲げました。この間に読んだ、松村劭氏の3冊目の著明です。本日は、その中身に入らず、まず、周囲の話からしましょう。
手直すぎますが、公職選挙の世界から。大半の公職選挙を実施する国家では、大統領(あるいは首相)、自治体に首長、各種の選挙で成人した一般人全員が参加した選挙で、その代表者を決定します。イギリスや日本のように、政治のトップを間接選挙(国会議員)で選ぶ国家もあります。さらに、自治体の首長を各自治体の議員が選ぶフランスのような国家もありますが、その基礎となる議員は、各種の選挙で成人した一般人全員が参加した選挙で選出されます。定数以上の候補者が出れば、争いとなり、双方が、あるいは議員選挙では各々が総力を挙げて、戦います。つい先日には、沖縄県で壮絶は県議会議員選挙があり、新たな陣容が決まりました。いわゆる県政与野党で言うと、若干、与党が過半数を上回ったのですが、まず最初に行う、議長選挙では、その与党最大会派の議員が負け、野党の自民党が支持した与党最小会派の議員が議長に選出され、デニー沖縄県知事にしては、心穏やかにはおれない心境にあるでしょう。また、私の元インターン生(第1期)の喜友名智子さんが、その沖縄県議選で初当選しました。ご本人と関係者はとても喜んでおられますが、選挙は沖縄に基盤をほとんど持たない立憲民主党の公認でした。立憲民主党にとっては、国政も含めて初の議席獲得になっています。他方、その沖縄の県議選では、知事与党の主流派である、社民党・社会大衆党(伝統ある沖縄の地域政党)が支持を伸ばせなかったのが特徴でした。野党系とも言える公明党が直前で候補者を減らし、他方で自民党が当選者を増やした選挙でした。そうした微妙な均衡が生じて、与党最大勢力の議長が落選する事態が生じた次第です。
私は、上記のように、自分の元インターン生がこの沖縄県議選に立候補する経緯の中で、今回の選挙に関心を持ってきました。厳しい選挙の当選後に、もう一つの厳しい、議長選挙の激しい戦いがあって、これから、ますます、デニー県知事と反対勢力の厳しい抗争による選択が沖縄県では生じるでしょう。そして、県議会議員はその議事堂の中の現場で、政治家として本来の力、能力、研究の成果を示す発言、提案を議会の内外で発揮してこそ、その真価が問われるものと考えてきました。多くから、議員というものは、政党や組織の駒のように思われていますが、当事者になってみると、そんな単純なものではないことが直ぐにわかります。ある意味、非常に孤独ですが、議員というものは、日々、自分の戦場で個々の戦闘を激しく、あるいは淡々と自分を精一杯表現するものです。一度の戦闘(発言や賛否)で倒れるような失敗もありますし、先に政治家として後々まで評価されることを体験することがあります。#戦争学のすすめ,#タイトル,#松村劭,#沖縄県議選,#初当選,#議長選挙,#デニー県知事,#政治家,町田市議会議員,#吉田つとむ,
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