東京都民は含めないという、1兆3500億円の税金を投入するGoToキャンペーンという、国民を観光地に送り込む一大国家プロジェクトが始まりました。計画を前倒し、7月22日からスタートしましたが、その開始に合わせたかのごとく、全国でも新型コロナウイルス感染症の感染者が激増し始めました。国土交通省、赤羽国交大臣は内心震え上がる状況でしょうが、ここで怯むわけにはいかないという与党、取り分け公明党の意向があるでしょう。
さて、政府がこのGoToキャンペーンには50%もの補助金を出して、国民を旅行に駆り出そうという発想ですが、他方で、帰省にはそうした推進施策は取り入れられないということです。その違いはどこにあるでしょう。いろいろ、意見も起きているようですが、本来、お盆と正月は休み、日本を創り上げてきた、地方から中央に出た人、その家族、あるいは周辺から都市に奉公に上がった皆さん、あるいは農村から都会に出稼ぎに出てきた人々が街をつくり上げてきました。そうした皆さんが、年に2度、お盆と正月に休みをいただき、あるいは取り、故郷に、古里に帰って、人の心もはぐくんできました。
時代は変わった、帰省は一部の国民の生活習慣と、政府やその施策を牛耳る筋がそのように判断しているのかもしれません。私が、その両者の区別を私なりに考えると、「GoToキャンペーンだと、交通機関と宿泊業者、観光施設と、帰り土産を売る観光地の土産品店や飲食店が繁盛します。帰省だと、宿泊業者、観光施設が商売にならず、帰省客の就業地の土産品が売れ、さらに戻りの時には、帰省地の土産品が売れます。銘菓ひよこは、炭坑で働く人が帰省の土産に買っていました」という解釈になります。この最後に書いた、銘菓ひよこに関して、関東の人は東京土産と思っていますが、これは、筑豊飯塚市の名物(吉野堂)で、日本を支えた炭坑労働者が休みを取って、出身地に帰る時に土産として持ち帰ったものでした。そのために、福岡の人は東京人がお土産で「ひよこ」を持って来られると、目が点になります。
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