4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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②分った風が通じなくなったN国党の地方選挙2020.9.20

所感・つぶやき
本日の心境に合わせた写真です。

 前回は、一時期、選挙で勝ちまくったN国党(NHKから国民を守る党)が急速にへこんでしまい、直近選挙では、落選続き、当選ゼロの状況が訪れています。大阪府和泉市の市議会議員選挙では、最下位落選者の1個上に過ぎないと得票状況で落選しています。落選した選挙の候補者は、捲土重来を期し、次の作戦を練るのが通例ですが、とても、次期に当選の兆しがあるわけではありません。なぜなら、この単独自治体選挙である和泉市の選挙では、N国党は看板候補を擁立し、立花孝志氏らの幹部が現地に乗り込み、現職地方議員らの運動員を動員して戦った選挙であり、以下のように戦力の投入が図りやすく、自治体です。

和泉市は、市のHP情報によると、総人口185,427人、世帯数80,212世帯
市の統計(エクセル表示)に記載では、
市域面積84.98㎢
昭和31年9月1日、(市制施行)51,370人78.39㎢” で1町6村合併でスタートし、昭和35年8月1日1町1村を加え、現在に至っています。
思うに、いわゆる大阪府泉州(南部)のベットタウン(大阪では、昔は衛星都市と称されたと記憶する)の1市で、高度成長期以降に人口急増した新しい都市になっているものです。

 さすがに上記の選挙において、立花孝志氏は、この候補者に次回を目指して戦えとは言えず、別の転戦を示唆しています。つまり、この選挙区は議員定数が少なく(24人)、もっと大規模な都市で、議員定数が多ければN国党の市議会議員候補はもっと戦い安く、当選可能性が十分にあると夢想しているわけです。それは、 自分自身の選挙戦歴をアナロジー化しているものですが、その詳細な検討は、 ①分った風が通じなくなったN国党の地方選挙2020.9.14
 をご覧ください。

 しかし、大規模都市の一般市議会議員選挙で当選するには、新たな課題が生じます。私も、そうした都市の一つである、東京都町田市(平成26年の市議選で立花氏が落選している)で選挙をしているものですが、強固な政党の基盤が無く立候補する勇士には、大半が悲惨な結果が待っています。概ね惨敗です。それは、立候補者がそれなりに有能な人材であるとしても、それで選挙に当選することはほぼ無理な話です。それは、候補者が立候補しているということを有権者に知らしめることが並み立てないではないほど、市域の人口が多く、人の構成が多様性を持っているいるからです。ある層は、保育園の充実をメインとする子育て優先の政治を求める風潮があり、他方で高齢者福祉の充実を求める層が根強くあり、あるいは「政治家の身を切る改革」を訴える風が吹いているでしょうし、政治に若さを求める声もあるでしょう。あるいは、中央の国政や東京都と直結するつながりを強調する候補もあるでしょう。それらの勢力が押し出す候補者が、ブロックやエリアごとにびっしりと基盤をはり、いわゆる根無し草と見られる候補者の浸入をふさぐ体制を整えています。

 それらに対して、N国党の戦略は一般広報優先のやり方とユーチューブ発信であり、その戦術は、 nhk撃退シール、全域一斉のポスティングによるチラシ配布、駅頭の運動員動員に限られます。彼らは知名度を上げれば多人数が当選すると信じて、今まで選挙運動をやってきましたが、現在は、実はN国党の存在もその有り様も住民は十分に承知しています。その後、参議院選挙で立花党首が当選者となったにも関わらず、NHKの放送受信料が無料になる兆しは起きていませんし、国会で話題になるような党首発言(あるいは、党首が辞任して、現在は議員が次点候補者に入れ替わっている)もなく、あるのは、嫌悪感を持たれるような政治家を取り込んだりしたことが知れ渡っています。その後の選挙でも、ひんしゅくを買うような戦術、候補者を立てつづけ、今では評判をすっかり落としているのがN国党の選挙になっています。そのために、「NHKから国民を守る党」の候補者に住民が投票する気持ちを避けさせ、胡散臭いものに感じるところまで落ちてしまたっと見なしています。それは、東京都知事選挙における、立花党首のホリエモン党宣言で一挙に、人は白けてしまった。それ以上に、N国党は嫌悪感=拒否感を持たれてしまたっと言えましょう。

 次の参議院選挙では、立花党首が先頭に立って、「NHKから国民を守る党」で立候補する候補者を集め、選挙戦を戦うつもりでしょうが、一度引いてしまった人心は、戻る波のように繰り返すものでなく、落選が見えたしまう選挙に出る人は限られてしまいます。いや、見限られているものと判断してます。ましてや、老舗の政党候補者と違って、N国党のような政党に今から集まる人に、国のために働こう、あるいは選挙道に心底打ち込んでいこうという人材は集まりません。

 この世界は、2期・3期の地方選挙候補者が同じ選挙区で戦って初めて人心を端緒を得ることが可能になるものです。これまで、何度も有象無象の香具師が出てきて、新しい旗を振りますが、そうした政党の地方議員が2期目の選挙を人並みに戦いぬくことはまれです。4年後には、往々にしてその政党は消えてしまっていた、あるいはその灯が消えかかっていたというものです。冷静に個々の選挙、あるいは歴代選挙の結果を見れば、それらは自明のことですが、有象無象の香具師についてきた若年の候補者は、地道に努力しようという人材は現れることはないでしょう。

 もし、本気でこの道を歩んで言おうというのであれば、そこらに、1人でもなんとか地方議員になる道の本が出ていますし、今はネットのその現物議員が自分の行動を駅立ちから、ボランティア活動までの詳細を記しており、少しのかっこ良さを持った政治家が志しを持って歩みたいのであれば、それらでも十分でしょう。

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