昨年は、統一地方選挙があり、全国各地の自治体でその議員選挙がありました。新しい人、取り分け新しい政党で登場した人たちが大勢います。中には、この時期には、秋の定例会報告を作り、戸建て住宅やアパートにポスティングをやっている議員があります。と言うか、議員になってそれを公報、広報してくれる機会はほとんどなく、地方議員は自前が基本です。支持団体が着実に支持の輪を広げることが基本でしょうが、新型コロナ以降、会議や会合が少なくなり、また、個別に人が話し込む機会が減り、ＳＮＳや対面しないチラシのポスティングが多くなっているようです。そこで、政治家チラシのポスティング動向を書きました、2020.11.3
政治家のネット情報を見ると、ツイッター、フェイスブックに見る例ですが、毎日にポスティングした記述を見ることがあります。トランプ支持者のように熱烈支持者なら、議員が頑張っているいるだけで満足するやも知れませんが、一般の日本人の大半は冷ややかに一べつする程度が大半でしょう。要は、一発で相手に感動を与えるか、日々の積み重ねでファンを作る方法になります。終わった選挙はともかくとして、2回目当選、3回目当選が大事で、それを累積することで、議会の役務をスケールアップし、より人に役立つ機会に遭遇するチャンスを増やすことだと思います。これは、どの政党会派議員にも共通することで、どんなに頭が良くても、得票を得ても、議会の役職は割り振りはほとんど関係ありません。むしろ、議員同士でそれらを決めることなので、頭が良いこと、多大な得票を得ることは、自分の足を引っ張ることにつながりかねません。ただただ、高い得票は、議会で行政に対して、自信を持った対応ができることにつきます。次の選挙も確実に、安定的に勝ち抜いてこれる候補者であり続けることが肝要です。
とかく、選挙候補者の中には、大きな成果で熊手で票を集めるような厚かましい願望や、労せずして得る無形の得票可能性を求める人物がありますが、それは運に恵まれた、チャンスを上手くつかんだことに経験主義的に指向しているに過ぎず、後ろ楯や党の名声がこけると自分まで転がり落ちる運命が大方待ち構えています。であるとするならば、寸暇を惜しんで、自分を支持する活動に精進するべきでしょう。どんな内容のチラシであろうと、1枚も配らないより、10回も重ねれば、1票か2票くらいになるやも知れません。政治家を本業してやるからには、それくらいの貪欲さが無いと、簡単に退場を迫られることにもなりかねません。
そうこうして、選挙の世界は当選してなんぼのものなので、1票差で落選しようが、供託金を取られるような票で落選しようが、落選は落選であり、お情けは一切存在しないのが政治家稼業です。特定の政党によっては、関連団体に働きの場があるかもしれませんが、大半の政党候補や無所属候補、議員は落選すれば、無職、木から落ちた猿以下です。よっては、基本は何が何でも当選する。再選するが一番の仕事と自分に荷を負わせることが大切であり、人の役に立てる道筋です。＊ちなみに、吉田つとむは各種の選挙に立候補し、6回の落選経験をしています。国政では供託金を没収されるみじめな経験があり、都政では、1議席を争う補欠選挙では政党公認（自民党）で惜敗（74000票を得るも、77000票に負ける）し、その後にその自民党から徹底排除に遭遇し、完全無所属になると、共産党以下になって最下位に終わりました。以前には、市議選で次点落選も経験しています。最近は、市議会3期連続トップ当選です。特に、直近の7期目当選は町田市議会選挙で史上最高の得票と選管職員の方から言われました。
一瞬でも気を抜けば、どこまで転げ落ちるかわからないのがこの世界です。ボンボンの安倍前総理のような選挙はまれです。あの麻生元総理でも、一度は落選しています。ましてや、我々のように30人も、40人でも当選できる一般市の市議会議員選挙には、次々と新たな人材が参入してきます。同様に、有権者を含めた住民移動も絶えず続き、1度の選挙で2割ほどの人が入れ替わることがある場合もあります。これからは、がちがちの支持者が鬼籍に入る、あるいは生死も不明になる人間関係が普通の時代になってきます。当選を重ねるには、絶えざる研究、努力を重ねないと簡単に無用の人間になり果てる可能性があります。くれぐれも、ご用心。
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