今年は新型コロナ感染の猛威が襲い、国内でも年末まで終息を見せないまま年明けを迎える状況が継続中です。
こうした中で、町田市職員のボーナスを引き下げる議案が決定すべき日程(11月30日)に、追加議案として提出され、即日可決しました。*支給額を決定した場合には、遡って、減額措置が取れないというルールがあるためです。
これに合わせて、議員ボーナスを同率で削減しようとする議案を「保守の会」(共産党も追加署名)で提出しました。*夏の時点で、「保守の会」は議員ボーナス削減(20%)の決議案を出しましたが、多数で否決されており、今回は、職員と同率の引き下げとした議案でした。緊急に決定する必要(11月30日まで)があり、手続きを踏んで「動議」で議案を出すと、その「動議」自体が否決され、一切、議案内容を議論することなく、議員ボーナス削減の議案自体が議題から外され、議案の存在を失くされました。この方法が取られると、議会ホームページの議案の賛否一覧に載ることが無くなり、幅広く読まれている、議会便りには、の議案の賛否一覧や説明に掲載されないことはもちろん、「議員ボーナス」の用語すら排除されたわけです。
そのために、一般の人には、非常にわかりづらい事態になっています。市役所職員の一人から、「議員ボーナスの引き下げ議案が無くなっていますね」と言われました。「そうなんですよ。私たちが、それを提案したのですが、動議で提出するほかなかったので、動議自体があっさり否決され、議員ボーナスの引き下げ議案は無きものにされたわけです。皆さんに申し訳なく思っていますよ」と返さざるを得ませんでした。一般の町田市民の人はまだ何も知りません。むしろ、職員ボーナスが下がったので、議員も下がったと思っている人もいました。今回の経緯を説明した上で、身をかがめる思いがしています。
私は、議員ボーナス引き下げる議案に反対の人は、本会議や委員会で提案者(私を含めた5人)に内容を詳しく問えば良いわけですし、支持できなければその引き下げに反対の討論を行えば良く、それで最後は多数決を決すればよいわけです。それをオープンな場で議論をやりたくない。させたくないという議員心理が優先したものと解釈しています。議員ボーナス引き下げが議案審議の手段を取らずに消されたことは、議会としては不本意なことであり、議員としては残念、かつ情けないことでした。
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