日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会事務局を訪ね、高成田事務局長や町田市を含む、三多摩地区を担当される2名の方と面談させていただきました。当方を、インターン生を1名同行しました。
この団体の名前は城南信用金庫の小倉毅元理事長の講演(清渓セミナー2020年10月開催:「新型コロナ感染拡大と今後の地域経済~支えあいから再興へ~」の中で出てきたもので、気になっておりました。
実際に訪問して、率直に、「日本労働者協同組合という名称がなじまないんです」と言うのを、第一声にしました。いろいろ自分が説明を受けるにしても、その語感に抵抗感があれば、スムーズに頭に入るものも受け入れ感が低くなるためのものでした。
この事業は、法律で本年12月4日に全会一致で成立したもので、「労働者協同組合法」に裏打ちされるもので、国会では全党派が法案作成にかかわってきたものあるそうです。別称をワーカーズコープと言い、そちらの方が一般受けが良いのではないかと再度思う次第です。ヨーロッパではなじまれているそうですが、サンディカリスム(日本では、更に無いまれていない思想)の伝統があるからでしょう。
昨今の日本で話題になってきたのは、地方が疲弊して営利事業が成り立ちにくくなっていること、あるいは収入が無いことを前提にした働き方=ボランティアで良いのかと根源的な問いかけがあって、働けば当然に収入がある、働く人の意思で事業が運営されるべきではないかという発想が強まってきたことがあると思います。
この協同労働と一般的雇用労働の相違を絵にしたものがパンフレットに載っていました。通常は、資本があって、働く人が雇用者としてあるというものが、資本=出資と労働の協同化であると描かれていました。協同労働では働く人も出資と言う形でお金を出さないといけない仕組みになっています。一般の労働者(雇用者)は資本を出資することは無い、いわゆるプロレタリアート(無産階級)なのでしょう。その意味で、この運動がいわゆる革新勢力で生み出されたものでなく、その対極にある陣営や、その他の政治勢力が協同労働が持続的に存在しないといけないと直感的に受け止めたのでしょう。(続く)
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