本日、1都3県の知事による国への緊急事態宣言発出の要請行動が行われました。TVに映る映像では、この4知事が西村経済再生担当相を訪ねて要請したものです。会見の黒岩神奈川県知事によれば、3時間の及ぶ協議があったとのことで正月早々の政府要請という特殊なことでした。小池都知事によれば、この実施には一定の周知期間が必要としていることで、相当規模の規制を想定させる事態を求める考えがうかがえます。
思えば、gotoの中止に関して、北海道札幌と大阪市の中止措置を即座に同調しておれば、今の感染拡大はずいぶん減少されたものでしょう。東京のプラス面、ないしマイナス面はそれほど巨大なものです。
さて、本日の1都3県の知事の行動ですが、その本気度については、もう一つ、ピンとこない面がありました。彼らは、自分らが一堂に会して、メディア発信すればそれが大きくなるというのは、埼玉県の大野知事を除いた3知事がメデャア出身と言うことが背景にあったものと思います。
緊急事態宣言の主要目的が人の移動に制限を加えようと言うわけですので、彼らが内閣府に出向いて一堂に会するという方法が適当なのか、疑問をいだかないのでしょうか。単純な話ですが、私にはそれが大疑問です。彼らこそ、それぞれの場所にあってオンラインで協議をするのが、他にも理解を得る手法ではないかと思う次第です。極論すれば、法的には、この種の要請活動は、下が上に出向いて懇願をすると言うものですが、今こそ、メスメディアのカメラに向かって話のでなく、国民・都県民に対して、平の関係性で、オンラインを通じて意見の相互交流を示すべきであったと感じる次第です。
1都3県の知事の緊急事態宣言発出の要請行動は、TVを通じた芝居の様相を見せることが優先したと考える次第です。皆様、いかがでしょう。
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