定例会最終日、採決の最後は議員提出議案ですが、全部で9本ありましたが、今期、私が選択したものは、全て可決となりました。賛否が多岐に分かれたのですが、自分がまさか全部の議員賛否が多数意見とは驚きました。私は、日ごろから自分を少数意見の代表のごとく思っているのに不思議でした。
「議員提出議案第3号 尖閣諸島の実効支配を確実にすることを求める意見書」には、質疑を行いました。
https://www.gikai-machida.jp/voices/GikaiDoc/attach/Gk/Gk5250_2021-1tei-3gou.pdf(1)この議案に背景を尋ねました。
政府と自民党は、この間、中国の習近平主席を国賓として招聘しようとしており、その状況では、中国との対抗策は実施困難ではないかというものです。それを進めてきたのは、安倍内閣、自民党ではないかと尋ねました。
自民党から出てきた議案であったので、あえて質疑をしたものです。
答弁では、自民党内にはいろんな意見があるという趣旨でしたので、政府で決定していたではないかとさらに尋ねました。最終的には、不明な部分もありましたが、主要部分ではないので、質疑が3回までとなっていることを含めて、それでこの項は終わりました。
(2)再質疑では、意見書の個別要求事項を尋ねました。
海上保安庁の船舶の「非殺傷装備品の開発」に関して、現行では機関砲を装備したものがあるはずであり、あえて、非殺傷装備品にこだわる理由を尋ねましたが、対空レーダー装備が備わっていない趣旨のことが延べまれました。意図がうまく伝わらなかったようで、再度説明をして、日殺傷装備品の開発の役割を尋ねましたが、適切な言葉は出てきませんでした。
(3)最後に、尖閣諸島の実行支配に関して、(1)と(3)では趣旨が矛盾するではないかと質しました。
さらなる実効支配強化のために日本の防衛力・警察力・行政力の強化を求めましたが、(3)では、同盟国との共同訓練で実効支配を明白にすると言っているが、実効支配は独立国の日本がやることであり、アメリカが背景にないとできないのという説明をしたうえで、双方が矛盾しないかと尋ねる趣旨のものです。一水会の見地を自分なりにとらえ、この観点の質疑を行いました。
なお、実効支配に関して、この尖閣諸島には、日本人の渡航を政府が禁止していることも加えて、説明しました。
答弁は、私の質疑事項が特に難しい感じのものでしたので、難しかったようですが、特定の結論を得る前に議論を終えました。なお、採決では、あえて反対の理由もなく、賛成としました。
自分の国の防衛観の一端を示せたと思います。
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